男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は11日、グループBの予選ラウンドロビン2試合目が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)と第2シードの
R・フェデラー(スイス)の試合は第1セット3-6で錦織は第1セットを落とした。
フェデラーのサービスで始まったこの試合、第1セット序盤は両者サービスキープで始まる。
第3ゲーム、錦織はバックハンドのダウンザラインを決め、フェデラーのボレーミスを誘い30-40とし、この試合初めてのブレークチャンスを掴む。しかしフェデラーのサービスエースでデュースに持ち込まれると4度目のデュースの末にフェデラーがサービスキープする。
第4ゲーム、錦織はネットに出るもフェデラーのフォアハンドのパッシングショットを決められ30-40とし、ブレークチャンスを与えると次のポイントで、フォアハンドの逆クロスを決められ先にブレークを許す。
その後は両者サービスキープが続き、フェデラーが35分で第1セットを先取した。
両者は5度目の対戦で、これまでの対戦成績は2勝2敗と引き分けており、ハードコートでの対戦も1勝1敗と引き分けている。
直近の対戦となる今年6月にグラスコートで行われたゲリー・ウェバー・オープン準決勝で、錦織はストレートで敗れているが、ハードコートで最後に対戦した今年3月に行われたソニー・オープン準々決勝では、錦織が逆転勝ちを収めている。
《錦織vsフェデラー ソニー・オープン準々決勝》錦織は今大会予選ラウンドロビン1試合目で
A・マレー(英国)と対戦し、4度目の対戦にして初勝利を上げ、グループの上位2名が進出できる準決勝に向けて大きな1勝を上げた。
《錦織vsマレー 予選ラウンドロビン1試合目》またフェデラーは
M・ラオニチ(カナダ)を下し、7度目の優勝に向けて好スタートを切っている。
《フェデラーvsラオニチ 予選ラウンドロビン1試合目》今大会グループAには
N・ジョコビッチ(セルビア)、
S・ワウリンカ(スイス)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、
M・チリッチ(クロアチア)がおり、グループBにはR・フェデラー、錦織圭、A・マレー、M・ラオニチが出場している。
錦織がフェデラーを下した場合、この後に行われるマレーとラオニチの試合でマレーが勝利すると錦織の準決勝進出が決まる。
また、錦織がフェデラーをストレートで下し、ラオニチがマレーにフルセットで下すと錦織の準決勝進出が決まる。
予選ラウンドロビンを1勝する度に200ポイントが付与され、各グループの上位2名が準決勝に進出することができ、決勝に進出するとさらに400ポイント、優勝するとさらに500ポイントが付与され、全勝優勝の場合1500ポイント付与される。
また今大会の賞金は出場者に15万5千ドル(約1736万円)、予選ラウンドロビン1勝につき15万5千ドル(約1736万円)、全勝優勝した場合207万5千ドル(約2億3千万円)が与えられる。
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