国内テニスツアーの橋本総業全日本テニス選手権(東京/有明コロシアム、ハード、賞金総額約2千6百万円/優勝賞金男女共に4百万円)は8日、女子シングルス決勝が行われ、第7シードの
澤柳璃子(日本)は第1シードの
江口実沙(日本)に6-2, 1-6, 3-6の逆転で敗れ、初優勝を逃した。
澤柳は試合後に会見を行い、「今日の出だしは良い感じで、自分が攻めている場面が多かったと思うのですが、ミスが全体的に多かったかなという感じでした。」と試合を振り返っている。
試合終盤に右足の異常をきたしていた澤柳は「足の裏がつり始めてしまいました。先週から試合が続いていて疲れがたまっていました。ファイナルは思うように動くことが出来ませんでした。(ミスが増えた原因は)足の影響は少なかったのですが、江口さんが守り気味だったので、自分が攻め急いでしまいました。いつもの相手より1つ2つ多く返ってきて、自分が焦ってしまいました。ファイナルの第1ゲームを40-0から落としたとこと、1-2で長いデュースの場面で、自分が攻めていたところで先にミスしてしまいました。」
今後の課題は「ミス無く攻め続けることと、狙いすぎている場面が多いので自分にリスクなく出来るようになればもっと変わってくるかと思います。」
「優勝を狙っていたのですごく悔しいですけど浜松(浜松三ヶ日国際レディーストーナメント)で優勝した後に今回の準優勝と、すごく自分に自信になりました。」
「前回(2012年)のダブルス決勝はすごく緊張してしまって、今年は決勝の舞台を味わっているので明日は楽しんで、もしかして相手は一昨年のパートナー、二宮(真琴)さんになるかもしれないですけど明日は思い切ってプレーします。」と答えている。
準優勝の悔しさから涙を流して行った会見だったが、終盤には笑顔も見え、明日のダブルス決勝に向け意気込んだ。
明日の決勝の相手は第1シードの
二宮真琴(日本)/
田中真梨(日本)組となり、一昨年のパートナーとの対戦が決まり、澤柳は
日比野菜緒(日本)と組み初優勝を狙う。
準優勝の澤柳璃子
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