国内テニスツアーの橋本総業全日本テニス選手権(東京/有明コロシアム、ハード、賞金総額約2千6百万円/優勝賞金男女共に4百万円)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、
斉藤貴史(日本)が
小ノ澤新(日本)を7-5, 6-1のストレートで下し、準決勝進出を決めた。
斉藤は試合後に会見を行い「ファーストセットは先にリードされて自分のプレー内容も心の状態もコントロール出来てなくてよくなかったんですけど、自分にもどかしい気持ちがあった中で、この試合を勝ちにつなげるには冷静にならなければならないと思い、冷静に戦った結果ファーストセットをギリギリで巻き返して、相手が気持ち的にダウンしたのでセカンドセットは楽に取れました。今大会は客観的に見れているので勝てているのだと思います。」と今日の試合を振り返っている。
「(全日本選手権は)頑張れば勝てると思っていました。準決勝に向けてはあまり考えてないです。明日1日空くので今から考えすぎると硬くなってしまうので、考えすぎずリラックスして思いきってやるだけです。」
「ドローは自分でコントロールできないので、全日本だからといって特別に考えているわけではなく、全てのトーナメントを大事に戦っていきたいと思っています。」
「普段の練習は石川県でやります。練習は自分との戦いで、練習相手は色んな人とやって上手い人はいませんが、それはあまり気にしません。みんな一生懸命やってくれるので感謝しています。金沢はハードコートが少ないので苦労しています。一般のコートなので他の人がやっていたら自分は出来ません。」と練習環境について笑って答えていた。
「僕には選ぶ選択肢は無かったです。分からないですけど関東も関西もどこが良いのか分からないし、みんなと同じ事をしていても同じ位にしかならないし、強くなりたかったので自分でよく考えて1番良いプランを決めました。」
「小さい頃からプロになりたかったです。テニスをやってて、母親がコーチで楽しくテニスをするという感覚が無くて、今は違いますが一生懸命テニスをしない人の感覚が分からなかったです。今も母親がコーチで一緒に大会を回る事もあります。」
「サポートは地元の方や企業とかにサポートしてもらっています。3年位かからないと自力で結果残してスポンサーを掴む事が出来きないと思っているので。地元の人は自力でスポンサーを掴むことを望んでいます。」
「もちろん世界で活躍したいと思っているので、全日本でベスト4に入って嬉しいですけど興奮はしていないです。次は世界で活躍している杉田選手なのでいい試合をして、出来れば勝ちたいです。僕は杉田選手とかさらに上の舞台を目指しているので、一試合一試合頑張って自分が上達できるよう時間を使っていきたいです。」と答えている。
勝利した斉藤は準決勝で第1シードの
杉田祐一(日本)と対戦する。
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