国内テニスツアーの橋本総業全日本テニス選手権(東京/有明コロシアム、ハード、賞金総額約2千6百万円/優勝賞金男女共に4百万円)は4日、女子シングルス2回戦が行われ、第2シードの
桑田寛子(日本)が
越野由梨奈(日本)を6-4, 7-6のストレートで下し準々決勝進出を決めた。
第1セットを優位に進め、第2セットで先にリードを許したが追いつき、タイブレークを制した桑田は勝利後の会見で「昨日に続きタフな試合でした。相手がねばってくる選手なので自分のプレースタイル的にやりにくい相手だったので我慢が必要だと思いました。ファイナルセットにもつれ込むと苦しいと思っていたので、セカンドセットでしめ切れてよかったです。」
今季好調の要因について「学生の頃は全部打つテニスだったのですが、このテニスだとランキング的にもどこかで通用しなくなるので、自分の強いボールを活かすためにもう少し我慢する球、その球(強打)を打つために作るボールをこの1年間で意識しました。派手なプレーが少なくなったと言われますが(ポイントの)取りこぼしがないというか、確実に勝つために取り組んでいます。」
第2シードにという高いシードについて「シードということをプレッシャーに思いたくないのです。優勝を狙うチャンスがあると思います。いい緊張感でやれていますが考えすぎないようにしています。」と答えた。
勝利した桑田寛子勝利した桑田は準々決勝で第7シードの
澤柳璃子(日本)と対戦する。
澤柳はこの日行われた2回戦で
米村明子(日本)を6-3, 6-4のストレートで下し、準々決勝進出を決めている。
準々決勝で戦う澤柳璃子
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