14度のグランドスラム優勝を誇る
R・ナダル(スペイン)は、木曜日に祖国スペインはバルセロナでスペイン・テニス協会の主治医に虫垂炎の状態を診てもらい、少なくとも今後5日間は抗生物質での治療を続ける事が決まったと発表した。
今週開催されている男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード、賞金総額約652万ドル/優勝賞金約80万ドル)で、8日に行われたシングルス2回戦でナダルは、同胞の
F・ロペス(スペイン)に3-6, 6-7 (6-8)のストレートで敗れ、その翌日に故郷のマリョルカ島へ帰る途中でバルセロナに立ち寄り診察を受けた。
《ナダルvsロペスの記事はこちら》同大会の上位シード勢は1回戦が免除されているため、その2回戦が初戦だったナダル。診察の結果、現在の状態は良好で、このまま抗生物質での治療を4、5日は続けると言う。
ナダルが腹痛を感じ始めたのは先週の土曜日だった。その翌日に上海の病院で診察を受けたところ、虫垂炎と診断されていた。その時は酷い痛みのためにベッドからも出られず、食事もとれないほどだった。しかし抗生物質での投薬治療を受けると、痛みも消え炎症も治まり始めた。そのお陰でナダルは練習も出来るようになったため、試合に臨む決断を下していた。
上海での会見の席でナダルは、虫垂炎の手術はロンドンで行われる男子ツアー最終戦の後に出来ればと希望を述べていた。その男子ツアー最終戦は、11月9日から16日に渡って開催される。
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