男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード、賞金総額約652万ドル/優勝賞金約80万ドル)は今大会、序盤で多くのシード勢が敗れる波乱が起こり、世界ランク2位の
R・ナダル(スペイン)が初戦となる2回戦で
F・ロペス(スペイン)に敗れ、同ランク3位の
R・フェデラー(スイス)が3回戦進出を決めた段階で2位に上がることが確定した。
《フェデラー 上海マスターズ3回戦の記事はこちら》フェデラーが2位に戻るのは昨年の5月以来、17ヶ月ぶりの事となる。
その他では準々決勝に進んでいる同ランク7位の
T・ベルディヒ(チェコ共和国)が、
G・シモン(フランス)との対戦を制し準決勝に進んだ場合、同ランク6位の
錦織圭(日本)を抜き6位に返り咲く可能性がある。
また11月に行われる、年間獲得ポイント数上位8名のみ出場できるツアー最終戦、ATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)出場争いでは、すでに
N・ジョコビッチ(セルビア)、フェデラーは出場が確定されており、出場の可能性のあるベルディヒと現在最終戦出場ランキング10位の
D・フェレール(スペイン)は3回戦で
A・マレー(英国)を下したことで9位に上がることが決まっており、今大会優勝した場合5位にまで上がる可能性がある。
現在、最終戦出場ランキングを5位としている錦織はマレーシア・オープン、楽天ジャパン・オープンとキャリア初の2週連続優勝を果たし、連戦で臨んだ上海マスターズでは惜しくも初戦となる2回戦で敗れたが、今大会で誰が優勝しても8位圏外に下がることは無い。
《錦織 上海マスターズ2回戦敗退の記事はこちら》
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