男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード、賞金総額約652万ドル/優勝賞金約80万ドル)は9日、シングルス3回戦が行われ、第3シードの
R・フェデラー(スイス)が第14シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を6-4, 6-2のストレートで下し、2年ぶり準々決勝進出を決めた。
この試合、フェデラーはファーストサービスが入った時83パーセントと高い確率でポイントを獲得し、24度のネットプレーのうち22度決め、バウティスタ=アグから3度のブレークに成功し1時間13分で勝利した。
L・マイェール(アルゼンチン)との2回戦では57度のエラーを犯したフェデラーだがこの日は本来のプレーが戻り、第1セット第10ゲーム、6度目のブレークチャンスからブレークに成功し、第1セットを先取する。
第2セットは第2ゲームで早くもブレークに成功する。第7ゲームでバウティスタ=アグに試合通じて1度のブレークチャンスを与えるがそれをしのぎ、第8ゲーム最後はバウティスタ=アグがバックハンドをネットにかけ、完璧に近い内容で勝利した。
両者は2度目の対戦となり、今年の全米オープン4回戦に続きフェデラーが2勝0敗とした。
《フェデラーvsバウティスタ=アグ 全米オープン4回戦の記事はこちら》勝利したフェデラーは準々決勝で
J・ソック(アメリカ)を下した
J・ベネトー(フランス)と対戦する。
フェデラーは同大会の最高成績を2010年、
A・マレー(英国)に敗れた準優勝としており、昨年は
G・モンフィス(フランス)に敗れ3回戦敗退としている。
《フェデラーvsモンフィスの記事はこちら》同大会初のタイトル獲得とツアー4勝目を狙う。
■関連記事■ ・フェデラー 最大の危機脱出・錦織が初戦敗退 連戦の疲れか・マレー 得意の上海で姿消す・ジョコビッチ 85位との熱戦制す・虫垂炎のナダル 最終戦は暗雲
■関連動画■ ・錦織とチリッチが激突した世紀の一戦・ラオニチvsポスピシル【シティ・オープン男子決勝】