男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード、賞金総額約652万ドル/優勝賞金約80万ドル)は9日、シングルス3回戦が行われ、第11シードの
A・マレー(英国)は第5シードの
D・フェレール(スペイン)に6-2, 1-6, 2-6の逆転で敗れ、準々決勝進出を逃した。
この試合マレーは第1セットを2度のブレークに成功し6-2で先取するが第2・第3セットでそれぞれ2度ずつブレークを許し、1時間55分で敗れた。
両者は14度目の対戦となり、マレーはフェレールに7勝7敗とし、ハードコートでの対戦を6勝2敗とした。
マレーは上海マスターズ2年ぶり4度目の出場となり、2010・2011年は優勝、2012年は
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも準優勝とし、マレーにとって相性の良い大会だった。
マレーは現在、11月に行われる最終戦出場が危ぶまれており、出場に向けポイント獲得のため主催者推薦としてシンセン・オープン、チャイナ・オープンに出場し、シンセン・オープンで今季初優勝、チャイナ・オープンでベスト4とするが、獲得ポイントの高い上海マスターズでは好成績を残すことが出来なかった。
《マレー シンセン・オープン優勝の記事はこちら》マレーに約1年ぶりの勝利となったフェレールは、準々決勝で第1シードのN・ジョコビッチと
M・ククシュキン(カザフスタン)の勝者と対戦する。
フェレールも最終戦出場が確定しておらず、現在最終戦出場ランキングは10位としている。今回9位のマレーに勝利したことによりランキングが入れ替わり、フェレールが9位に浮上する。
■関連記事■ ・マレー「新鮮な気持ちさ」・フェデラー 最大の危機脱出・虫垂炎のナダル 最終戦は暗雲・錦織が初戦敗退 連戦の疲れか・ディミトロフ 大会初3回戦逃す
■関連動画■ ・錦織とチリッチが激突した世紀の一戦・ラオニチvsポスピシル【シティ・オープン男子決勝】