男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード、賞金総額約652万ドル/優勝賞金約80万ドル)は8日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が同胞の
F・ロペス(スペイン)に3-6, 6-7 (6-8)のストレートで敗れる波乱に見舞われた。
両者は今回が12度目の対戦で、ナダルとロペスの対戦成績は9勝3敗となった。
この試合、ナダルは第1セットでロペスに1度ブレークを許し、ゲームカウント3-6で先取される。
第2セットでは、ナダルが調子を上げこの試合初めてのブレークに成功。ナダルペースとなるも、第9ゲームでロペスにブレークバックされてタイブレークに突入した。
タイブレークでは、5-5の場面でロペスがダブルフォルトを犯し、ナダルにチャンスが訪れるも、ロペスに3本連続でネットプレーされてタイブレークの6-8で敗れることとなった。
世界ランク2位のナダルは、過去同大会では2009年の決勝で
N・ダビデンコ(ロシア)に敗れて準優勝となっており、昨年は準決勝で
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)に敗れて決勝進出とはならなかった。
《昨年の記事はこちら》ナダルは7月下旬に右手首の怪我をし、8月のマスターズ2大会と全米オープンの欠場を余儀なくされた。ツアー復帰戦となったチャイナ・オープン男子では、準々決勝で
M・クリザン(スロバキア)に敗れてベスト4進出を前に姿を消した。
《ナダル ツアー復帰戦の記事はこちら》また、火曜日に行われた会見では、早期の虫垂炎と診断され、抗生物質を服用して今大会へ臨んでいる事を明かした。
一方、勝利したロペスは、8月に行われたロジャーズ・カップ男子準決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れるも、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、
M・ラオニチ(カナダ)らを下してベスト4進出を決めた。
過去同大会では、2009・2011年にベスト4進出を果たした。
ロペスは3回戦で、第13シードの
J・イズナー(アメリカ)と対戦する。
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