男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード、賞金総額約652万ドル/優勝賞金約80万ドル)は10日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードの
D・フェレール(スペイン)を6-4, 6-2のストレートで下し準決勝進出を果たした。
今大会3連覇を狙うジョコビッチは、決勝進出をかけて
R・フェデラー(スイス)と準決勝で対戦する。良きライバルでもある両者はこれが36度目の対戦となるが、これまでの対戦はフェデラーの18勝17敗と拮抗しており、最後の対戦となったウィンブルドンの決勝戦はジョコビッチに軍配が上がっていた。
「どっちが勝つなんて、誰も予測出来ないさ。これまでの対戦だって接戦ばかりだったからね。」とジョコビッチはフェデラーとの対戦に気を引き締めていた。
この日の勝利でジョコビッチは、中国での連勝を28に伸ばしたが、最後に中国で敗戦を喫したのが同大会2010年の準決勝で、今大会同様フェデラーとの対戦だった。その後はチャイナ・オープン男子で3連覇、今大会もここまで2連覇中の活躍を見せている。
ジョコビッチは、祖国セルビアの国旗を振る大応援団がコートにいるとは思っていなかった。
「どこへ行ったって良いプレーが出来る訳じゃない。ここ中国だってそうさ。どうやって戦えば良いかを知っているし、こうして多くの声援だってもらえているんだからね。」とジョコビッチは、中国での戦い方を語っていた。
ジョコビッチは前日に行われた3回戦で、
M・ククシュキン(カザフスタン)に接戦を強いられていたが、この日は終止試合の主導権を握るプレーを披露していた。
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