男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、ハード)は3日、シングルス準々決勝が行われ、第6シードの
A・マレー(英国)が第4シードの
M・チリッチ(クロアチア)を6-1, 6-4のストレートで下し、準決勝進出を決めた。
両者は今回が12度目の対戦となり、マレーはチリッチとの対戦成績を10勝2敗とさらにリードを広げた。
この試合、マレーはファーストサービスが入った時に71パーセントの確率でポイントを獲得し、チリッチに5度のブレークチャンスを与えるも、それをすべてしのいだ。さらに、4度のブレークに成功して勝利をおさめた。
準決勝でマレーは、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
マレーとジョコビッチは、過去に21度対戦しており、今回が22度目の対戦となる。対戦成績は8勝13敗とマレーが負け越している。
直近の対戦は、今年の全米オープン準々決勝で、その時はジョコビッチが接戦をものにした。
マレーは、過去同大会で2010年に1度だけ出場しており、その時は準々決勝で
I・リュビチッチ(クロアチア)に敗れてベスト4進出を逃した。
また、先日行われたシンセン・オープン決勝では、
T・ロブレド(スペイン)を逆転で下して今季初のタイトル獲得で、昨年のウィンブルドン以来15ヶ月ぶりの優勝を果たした。
《マレー優勝の記事はこちら》一方、敗れた世界ランク9位のチリッチは、先日の全米オープン準決勝で、
R・フェデラー(スイス)をストレートで撃破し、決勝では
錦織圭(日本)を下してグランドスラム初の優勝を手にした。
《チリッチ優勝の記事はこちら》過去同大会では、2009・2011年に決勝進出を果たし、敗れるも2度の準優勝を飾っている。今回は大会初のタイトル獲得を狙うも、マレーに敗れてベスト8に終わった。
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