男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、ハード)は2日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が
P・ゴヨブジク(ドイツ)を6-3, 6-4のストレートで下し8強入りを果たしたが、使用しているボールへ批判の声を上げた。
「ここのボールは最悪さ。ボールを床に投げたらどこへ跳ね返るか分からない。勝つか負けるかはボールの問題ではない。今年のリオ・オープンで優勝した時も似たようなボールだった。こんなボールでも優勝しているんだ。言いたいのは、我々は男子テニスツアーでもトップレベルの大会に出場していると言う事。そしてボールはとても大切なものだと言う事さ。」
14度のグランドスラム優勝を誇るナダルはこれまでにも、問題となったヘッド社製のボールについて批判を言っていたり、大会ごとに違うブランドのボールを使う事は怪我にもつながると、批判している理由も述べていた。
「今週はこのボール、来週は違うボールで戦わなければならない。そうする事で肩や肘に負担がかかり怪我に繋がるんだ。」と、ナダル。
右手首の怪我のために約2カ月間のツアー離脱を余儀なくされていたナダルは、復帰第1戦となったこの日の2回戦ではボールの難しさを感じさせないプレーで、予選を勝ち上がったゴヨブジクを1時間44分で退けた。
《ナダル勝利の記事はこちら》準々決勝でナダルは、同じく予選を勝ち上た
M・クリザン(スロバキア)と顔を合わせる。クリザンはこの日、第7シードの
E・ガルビス(ラトビア)と対戦し6-2, 3-0とリードしたところでガルビスが右肩の怪我を理由に棄権を申し入れて、労せずベスト8進出を決めていた。
■関連記事■
・錦織 準々決勝は3試合目・全米覇者チリッチ マレーと対戦へ・全仏4強のガルビス 途中棄権・錦織 ダブルスは棄権
■関連動画■
・スウェーデンの黄金期を築いた2人のライバル関係に迫る!・アメリカの次世代スター選手と期待されている22歳を特集!