テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は2日、男子シングルス4回戦が行われ、第20シードの
G・モンフィス(フランス)が第7シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を7-5, 7-6 (8-6), 7-5のストレートで下し、同大会4年ぶりのベスト8進出を決めた。
両者は今回で3度目の対戦となり、モンフィスはディミトロフとの対戦成績を2勝1敗とした。モンフィスとディミトロフは、2011年の全米オープンでも対戦しており、その時もモンフィスが勝利をおさめた。
第1セット、両者サービスでポイントを獲得する展開となり、ブレークチャンスを与えずサービスゲームのキープが続くが、第11ゲームでモンフィスがブレークに成功。その後のサービスゲームはラブゲームでキープし、このセットをゲームカウント7-5で先取する。
第2セットは、第5ゲームでモンフィスがブレークに成功。しかし、第8ゲームでディミトロフにブレークバックを許す。その後は互いにサービスゲームをキープする展開となり、タイブレークに突入する。ディミトロフが先にリードするも、モンフィスがそれに食らいつく。そしてディミトロフのセットポイントを2度しのいだモンフィスが落ち着いたプレーでタイブレークを8-6でものにし、セットカウントを2-0とした。
第3セットでも、モンフィスはディミトロフから1度ブレークに成功させ、ゲームカウント7-5で奪い、2時間23分で勝利した。
準々決勝でモンフィスは、第2シードの
R・フェデラー(スイス)と第17シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)の勝者と対戦する。
またモンフィスは、2010年に行われた全米オープンでベスト8進出を果たしており、今回は同大会4年ぶり2度目のベスト8進出となった。
今季行われたグランドスラムの成績は、全豪オープン3回戦でジョコビッチに敗れ、全仏オープンでは
G・ガルシア=ロペス(スペイン)を下してベスト8進出を果たしており、ウィンブルドンでは、2回戦で
J・ヴェセリ(チェコ共和国)に敗れて早期敗退を喫した。
《モンフィス ベスト8の記事はこちら》一方、敗れた世界ランク8位のディミトロフは、今年のウィンブルドン準々決勝で
A・マレー(英国)を下してグランドスラム初のベスト4進出を決めており、準決勝では
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも、接戦を演じた。
《ディミトロフvsマレーの記事はこちら》その後は全米オープンの前哨戦であるロジャーズ・カップ男子で、大会初の準決勝進出を決めたが、全米オープン前最後に出場したW&Sオープン男子では、
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)に敗れて初戦で姿を消した。
今大会は1回戦で
R・ハリソン(アメリカ)、2回戦は
D・セラ(イスラエル)、3回戦は
D・ゴファン(ベルギー)を下しての勝ち上がりとなっており、今回は大会初のベスト8進出を狙うも、モンフィスに敗れて4回戦敗退となった。
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