テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は1日、男子シングルス4回戦が行われ、第8シードの
A・マレー(英国)が第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)を7-5, 7-5, 6-4のストレートで下し、同大会4年連続準々決勝進出を決めた。
この試合、マレーはファーストサービスが入った時84パーセントと高い確率でポイントを獲得し、ツォンガから5度のブレークに成功し、2時間35分で勝利した。
第1セット両者サービスキープが続く中、第12ゲームで30-40の場面でマレーがアプローチショットからボレーを決め第1セットを先取する。
第2セットと第3セットでマレーは先にブレークを許し、リードされるが逆転しストレートで勝利した。
両者は12度目の対戦となり、マレーはツォンガに10勝2敗とした。
ツォンガは全米オープンの前哨戦にあたるロジャーズ・カップで今季初優勝を飾り、3回戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)、準々決勝でマレー、準決勝で
G・ディミトロフ(ブルガリア)、決勝で
R・フェデラー(スイス)を下し、一躍全米オープンでも優勝候補となったが、マレーに2連勝とはならなかった。
《マレー 全米オープン優勝の記事はこちら》勝利したマレーは準々決勝で第22シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)を6-1, 7-5, 6-4で下した第1シードのN・ジョコビッチと対戦する。
マレーとジョコビッチの同大会の対戦は2度目となり、2012年決勝でマレーはグランドスラム初優勝を果たしたと時となる。
《ツォンガ ロジャーズカップ優勝の記事はこちら》マレーは今年のグランドスラムで全豪オープンでベスト8、全仏オープンでベスト4、2連覇を狙ったウィンブルドンではベスト8としており、今季はまだ優勝が無い。
マレーは昨年の9月に腰の手術を受け、今年の3月には共にグランドスラム2勝したコーチの
I・レンドル(アメリカ)とコンビを解消し、その後3ヶ月間コーチ不在でツアーを周り、6月に新コーチ
A・モレスモ(フランス)を迎え新体制で全米オープンに臨む。
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