テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は31日、男子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が世界ランク42位の
M・グラノジェルス(スペイン)を4-6, 6-1, 6-1, 6-1の逆転で下し、同大会14年連続4回戦進出を決めた。
フェデラーはファーストサービスが入った時、72パーセントの確率でポイントを獲得し、グラノジェルスから9度のブレークに成功し1時間58分で勝利した。
第1セット、雷が鳴り響く中試合が開始され、フェデラーは試合開始10ポイント取ることが出来ず、第2ゲームをラブゲームでブレークを許した。第7ゲーム終了、2-5の時点で雨が降ることが確定され中断となり、約2時間後に再開された。
再開後、第9ゲームでフェデラーがブレークに成功するが、第10ゲームでグラノジェルスの好プレーに阻まれ第1セットを落とす。
第2セット、グラノジェルスのプレーを把握したフェデラーは第2ゲームから9ゲーム連取し、第3セット第5ゲームから7ゲーム連取し、第4セット第6ゲームから2ゲーム連取し第1セットを落とした後はフェデラーの圧勝となった。
27度のエラーとミスが目立つ部分もあったが、グラノジェルスのドロップボレーをアングルショットで返す場面や、ボレーのコースを読みフォアハンドでクロスのパッシングショットを決める場面などスーパーショットがこの試合でも多く見られた。
両者は3度目の対戦となり、フェデラーはグラノジェルスに3勝0敗とし、フェデラーは4回戦で
A・マンナリノ(フランス)と第17シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)の勝者と対戦する。
フェデラーは昨年の同大会4回戦で当時世界ランク22位の
T・ロブレド(スペイン)に敗れている。
《フェデラーvsロブレドの記事はこちら》フェデラーが今大会優勝した場合、欠場した
R・ナダル(スペイン)を抜き2位に浮上することが決まっており、2008年以来6年ぶり6度目の優勝にまた1歩前進した。
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