女子テニスツアーのW&Sオープン女子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第5シードの
M・シャラポワ(ロシア)が第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)を3-6, 6-4, 6-4の逆転で下し、準決勝進出を決めた。
両者は今回が5度目の対戦となり、シャラポワはハレプとの対戦成績を5勝0敗とした。
両者の直近の対戦は、今年の全仏オープン決勝となっており、その時はシャラポワがフルセットで勝利し、全仏オープンで2年ぶり2度目の優勝を飾った。
《シャラポワ優勝の記事はこちら》今回のシャラポワとハレプの対戦は、今年の全仏オープン決勝の再現となった。
この試合、シャラポワは11本のダブルフォルトを犯すも、ファーストサービスが入った時に62パーセントの確率でポイントを獲得した。さらに、ハレプのサービスゲームを10度のブレークチャンスから8度ブレークに成功して、2時間32分の接戦を制した。
準決勝でシャラポワは、第9シードの
A・イバノビッチ(セルビア)と対戦する。
シャラポワは、先週行われたロジャーズ・カップ女子3回戦で、
C・スアレス・ナバロ(スペイン)に敗れてベスト8進出を逃した。
一方、敗れたハレプは、今大会1回戦免除のため2回戦からの登場。2回戦で
K・フリッペンス(ベルギー)、3回戦で第16シードの
L・サファロバ(チェコ共和国)をストレートで下しての勝ち上がりとなったが、準々決勝でシャラポワに敗れてベスト4進出とはならなかった。
ハレプは今年の全豪オープンでグランドスラム初のベスト8進出、全仏オープンでは準優勝、ウィンブルドンではベスト4と安定した成績を残しており、今週発表された世界ランキングでは自己最高位となる2位に浮上した。
《ハレプ世界ランク2位浮上の記事はこちら》
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