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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)は17日、シングルス準決勝が行われ、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのM・ラオニチ(カナダ)を6-7 (5-7), 7-6 (7-4), 6-3の逆転で制し、決勝進出を決めた。
この試合、ラオニチのサービスから始まった第1セット、第4ゲームまでは両者サービスゲームキープとなったが、第5・第9ゲームでジョコビッチが先にブレークチャンスをつかむも、活かすことが出来きなかった。そのまま両者一歩も譲らずタイブレークとなり、第1セットはラオニチに先取を許した。
続く第2セットでも、両者サービスゲームキープが続くが、第4ゲームでジョコビッチが初めてブレークに成功し、ゲームカウント3-1とリードする。しかし、すぐ次の第5ゲームでラオニチにブレークを許してしまう。第2セットもタイブレークとなり、2度目のタイブレークはジョコビッチが制した。
最終セットでは、先にジョコビッチがブレークに成功。最後に第9ゲームにもブレークに成功したジョコビッチが3時間の接戦をものにした。
決勝でジョコビッチは、第1シードのR・ナダル(スペイン)と第12シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)の勝者と対戦する。
ジョコビッチは過去同大会で、2008年と2011年に優勝しており、2009年と2012年はいずれもR・ナダルに敗れ準優勝としており、今回は3回目のタイトル獲得を狙う。
一方、ラオニチは先日のムチュア・マドリッド・オープン男子で、錦織圭(日本)に敗れて準々決勝進出を逃していた。
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