テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は31日、女子シングル3回戦が行われ、第21シードの
S・ハレプ(ルーマニア)が第14シードの
M・キリレンコ(ロシア)を6-1, 6-0のストレートで破り、大会初のベスト16進出を決めた。
試合後、ハレプは「いい試合が出来た。積極的だったし、リラックスしたプレーだった。どのポイントも楽しくポイントを取りにいった。体調もいいし、テニスは絶好調。」と、話した。
「今日の試合では人生で最高のプレーが出来た。信じられないようなプレーで、ミスがなかった。試合前には積極的なプレーを心掛けようと考えていて、それが功を奏した。キリレンコは上位の選手だから、試合を楽しんでベストを尽くそうとしたの。」
続けてハレプは、次のようにも話している。
「エネルギーがある。前哨戦のニューヘイブンの大会でも調子が良かった。人生で最高の1週間だったわ。そのままエネルギーを保ちつつ、全米でプレーしたいと考えていた。今大会では何回か練習してから1回戦に臨んだんだけど、難しい試合になった。でも、それを乗り越えられたのが大きかった。」
ハレプは、前週行われた全米オープンの前哨戦であるニューヘイブン・オープンで
D・ハンチュコバ(スロバキア)、
C・スアレス・ナバロ(スペイン)、
E・マカロバ(ロシア)、
C・ウォズニアキ(デンマーク)、
P・クヴィトバ(チェコ共和国)ら強敵を破り、自身4度目のツアー優勝を飾り、今大会へ出場している。
「自信はある。もっと上にいけるはず。」
また、今月行われたW&Sオープン女子2回戦敗退後に突然の現役引退を表明したウィンブルドン女王
M・バルトリ(フランス)の現役最後の対戦相手はハレプだった。
ハレプは4回戦で、元世界ランク10位の
F・ペネッタ(イタリア)と対戦する。
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