テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、第6シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が
G・ガルシア=ロペス(スペイン)を6-3, 6-7 (5-7), 6-4, 7-6 (9-7)で下し、2回戦進出を果たした。
試合を通してデル=ポトロは、ファーストサーブが入った時にガルシア=ロペスから81パーセントの高い確率でポイントを獲得した。また52本のウィナーを放ったデル=ポトロは、13度あったブレークチャンスのうち4度のブレークに成功し、4時間13分の熱戦の末に勝利した。
2009年の全米オープンで決勝に進出したデル=ポトロは、当時大会6連覇と通算16度目のグランドスラムタイトルがかかっていた
R・フェデラー(スイス)を3-6, 7-6 (7-5), 4-6, 7-6 (7-4), 6-2のフルセットで下し、初のグランドスラムでの優勝を飾っていた。
またデル=ポトロは、今年行われたウィンブルドンの準決勝で世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、5-7, 6-4, 6-7 (2-7), 7-6 (8-6), 3-6の大熱戦の末に敗れたものの、自身2度目となるグランドスラムでのベスト4進出を果たし、好調を示していた。
4年ぶりの全米オープン制覇を目指すデル=ポトロは、2回戦で元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)と対戦する。ヒューイットは1回戦で地元期待の
B・ベイカー(アメリカ)を6-3, 4-6, 6-3, 6-4で勝利しての勝ち上がりとなっている。
一方、敗れた30歳のガルシア=ロペスは、世界ランキングで2011年に自己最高の23位を記録しており、これまでツアー大会で2度のタイトルを獲得している。
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