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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、第8シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第4シードのD・フェレール(スペイン)を6-2, 6-4, 7-6 (7-5)のストレートで下し、大会初の準決勝進出を決めた。また、2009年の全米オープンで優勝した時以来のグランドスラム4強入りとなった。
この試合、第1セットの第1ゲームで世界ランク8位のデル=ポトロは足を滑らせ転倒してしまい、左膝を負傷した。それにより試合は中断するも、再開後デル=ポトロは破壊力のあるストロークを放ち、同4位で鉄壁守備のフェレールを圧倒した。
両者は昨年のウィンブルドン4回戦でも対戦し、その時はフェレールが勝利していた。
デル=ポトロは2009年の全米オープン決勝でR・フェデラー(スイス)をフルセットで破り、グランドスラムで初優勝を飾った。また、昨年のロンドンオリンピックでは準決勝でフェデラーに敗れるも、3位決定戦でN・ジョコビッチ(セルビア)に勝利し、銅メダルを獲得した。
今年デル=ポトロは、全豪オープン3回戦でJ・シャーディ(フランス)に敗れる波乱に見舞われ、その後の全仏オープンは欠場していた。
勝利したデル=ポトロは準決勝で、第1シードのジョコビッチと対戦する。ジョコビッチは準々決勝で、第7シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)をストレートで下している。
一方、敗れた31歳のフェレールはウィンブルドンで自身初となるベスト4進出を逃した。
世界ランク4位のフェレールは、今年の全仏オープンでグランドスラム初の決勝進出を果たすも、決勝でR・ナダル(スペイン)に完敗を喫し、準優勝に終わった。その後、ウィンブルドンの前哨戦であるトップシェルフオープン男子に第1シードで出場するも、初戦敗退となった。
そして、ウィンブルドンでは1回戦で世界101位のM・アルンド(アルゼンチン)、2回戦では同60位のR・バウティスタ=アグ(スペイン)にそれぞれ1セットを落とすも勝利。3回戦は第26シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)をフルセットの逆転で下した。その後の4回戦ではI・ドディグ(クロアチア)に第1セットを先取されるも、逆転勝利を収めた。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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