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男子テニスで世界ランク15位の錦織圭(日本)は、6月10日から開幕するゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)に第4シードで出場する事が決まった。今大会は上位4シード選手が1回戦を免除されているため、錦織は2回戦からの登場となる。
以前、錦織は「正直、クレーより(芝が)好きなので、気持ちを切り替えたい。昨年、ウィンブルドンやオリンピックで経験して良くなっていると感じているので、今年はもっといい結果を目指したい。」と、芝コートへの意気込みを語っていた。
第1シードは大会5度の優勝を誇るR・フェデラー(スイス)、第2シードはR・ガスケ(フランス)、第3シードは昨年決勝でフェデラーを破り優勝を飾った35歳のT・ハース(ドイツ)、第4シードは錦織、第5シードはM・ラオニチ(カナダ)、第6シードはP・コールシュライバー(ドイツ)、第7シードはJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)、第8シードはF・マイヤー(ドイツ)となっている。
シード勢が順当に勝ち上がった場合、錦織は準々決勝でコールシュライバー、準決勝でガスケと対戦する。
錦織とフェデラーが対戦するには、両者が決勝まで勝ち進まなければならない。今年5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン男子3回戦で、錦織はフェデラーを下す大金星をあげた。錦織とフェデラーは、2011年のスイス・インドア決勝でも対戦し、その時はフェデラーが勝利し優勝を飾っている。
ゲリー・ウェバー・オープンでフェデラーは、2003年から2006年までの4連覇、さらに2008年の計5度の優勝を飾っており、今年は6度目の優勝を狙う。
現在行われている全仏オープンで錦織は、自身初のベスト16進出と同時に、日本男子として1938年の中野文照以来75年ぶりの4回戦進出を果たした。しかし、4回戦では史上初大会8度目の優勝と2度目の4連覇を狙うR・ナダル(スペイン)に完敗を喫し、昨年の全豪オープン以来2度目となるグランドスラムでのベスト8進出とはならなかった。
《ゲリー・ウェバー・オープン 対戦表》
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