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2012年に世界ランキングを自己最高の60位にジャンプアップさせた伊藤竜馬(日本)が、R・フェデラー(スイス)や錦織圭(日本)も契約しているウイルソンと、シューズのスポンサー契約をすることとなった。伊藤竜馬はラケット、ウエア、ストリングス、グリップ、シューズでウイルソンを使用し、日本人初の総合契約となった。
その伊藤竜馬は、2013年の目標をトップ50位以内とし、契約したシューズへの思いや自身の今後について語った。
今回伊藤竜馬が使用するシューズのRUSH PROは、サロモンとウイルソンで共同開発されており、サロモンはスキーブーツやトレッキングシューズにおいて実績のあるメーカーである。RUSH PROのコンセプトとして「前足部の安定」「サーフェスとの接地」「足との一体感」「衝撃吸収と反発」を掲げ開発された。
【RUSH PROに対し伊藤竜馬は】
「今までは、履いていると1週間から2週間くらいでサイドが緩くなってしまうことが多かったのですが、このシューズはサイドが強化されていて、なかなか緩くならない。その部分を一番求めていたのでこのシューズを選びました。」とコメント。また、RUSH PROのカラーリングが大会によって使い分けられることについて「色々な種類があってとても悩みました。四大大会でカラーを変えるので、分かりやすいのも面白いですね。」とこだわりも述べた。
そして、錦織圭をはじめ添田豪(日本)と並んでトップ100以内にランクインした伊藤竜馬は、自身の振り返りと今後について話してくれた。
【自身を振り返る伊藤竜馬は】
「全仏オープンでA・マレーと対戦し良いゲームは幾つかあった。しかしフィジカル面ではまだ差があるので強化したい。」と自身の課題を見据え、オフシーズンをナショナルトレーニングセンターで体力強化の合宿を行った。精神面では海外でツアーを周るにあたって「調子には波があると思う。良い時は問題が無いが、悪い時は頭がパンクしている状態なので、テニスをする時間を減らして、トレーニングの時間を増やしたり、自分の体調と調子を見てバランスをとっています。」さらに、「以前はシーズン中、テニスのことばかり考えすぎてしまい余裕のない状態だったのですが、今はテニスから離れた時間はテニス以外で楽しむようにしています。」と、オンとオフを切り替えて自身のコンディション維持について語った。
一方、フェデラーやジョコビッチ、ナダルといったトップ選手に対しては「間近でプレーを見て、今は自分と比べるというよりも一ファンとして観てしまいますね。」としている。
【2012年シーズンを振り返って】
「やっぱりN・アルマグロ(スペイン)戦が一番印象に残っていますね。そのときは、なかなか勝てない調子の悪い時期だった分、勝利に対して非常に大きなものを感じています。」
また、ロンドン・オリンピック出場について「2012年はオリンピックに出場することを目標にしてスケジュールを立てていたのですが、122位から始まって、60位台まであげなくてはいけなくて、かなり難しいと思っていました。その目標が叶って、開会式や選手村での北島康介選手や吉田沙保里選手など世界のトップアスリートに関われて良い刺激になりました。」と感想を述べる伊藤竜馬は、3年後に開催されるリオ・オリンピックについて「今はグランドスラムなどの大きな大会で活躍したい気持ちが強いですね。その中でランキング50位をキープしていければ確実にリオに行けると思っています。その為には自分のテニスを完成させ、フィジカルを強化していくことが必要だとも思っています。」と意気込みを述べた。
【2013シーズンに対しては】
「今はグランドスラムやグランプリで活躍したいという気持ちが強いですね。やっぱり今年100位以内になったので、今は大きな大会で出来るだけ多く勝ちたいと思っています。グランドスラムでは2回3回とベスト16入りをして、ランキング50位以内に入っていきたいですね。」としている。
今後のスケジュールについては、出来るだけ多くのツアーに挑戦する為に1月~4月のチャレンジャーは1つか2つに抑えて、全豪オープン、デビスカップに出場、そこからはヨーロッパのツアーをまわり、アメリカのインディアンウェルズやマイアミのツアーに出場する予定。
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