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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、賞金総額550万ドル、インドアハード)は5日月曜日に開幕し、予選ラウンドロビンのグループAから2試合が行われ、再び世界ランク1位へ返り咲きを果たした第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が昨年の今大会の準優勝者で第7シードのJW・ツォンガ(フランス)に7-6 (7-4), 6-3のストレートで退けた。
第1セットではジョコビッチに1度もブレークポイントを握らせないサービスゲームを展開したツォンガだったが、ジョコビッチから3度握ったブレークチャンスを生かすことができず、このセットはタイブレークへと持ち込まれた。
そのタイブレークの序盤でミニブレークに成功したジョコビッチが4-1とリードし、その後もリードを守り切ると、第1セットを接戦の末に先取した。
第2セット、第1ゲームでいきなりブレークを奪ったジョコビッチがリードする。その後ゲームカウント5-3の第9ゲーム、ツォンガのサービスゲームでは、30-40とジョコビッチがマッチポイントを握る。
そこでサーブ&ボレーを試みたツォンガに対し、ジョコビッチは足元へのリターンを返球。最後ツォンガのボレーがサイドアウトし、ゲームセットとなった。
勝利したジョコビッチは「第1セットはどちらへ転んでもおかしくない内容だった。正直、第1セットは終始彼の方が良いプレーをしていた。全くブレークポイントを握らせてくれなかったし、自分は何度もブレークポイントを握られてしまった。何とか良いサーブを打ち、良いテニスをして、精神的に辛抱強さを維持して、こうして勝利を導くことができた。」と、勝利を手にした要因を語っていた。
「第1セットでは何度もチャンスがあった。」とツォンガ。また「その時にミスが出てしまった。それがこの日の差だと思う。彼の方がよりチャンスを生かしていた。自分は肝心なところでミスを犯してしまった。この大会で予選を突破するためには、そういうポイントを勝ち取らなければならない。今後の試合には全力を尽くすよ。」と、敗戦ながらも今後の試合へ向けて意識を高めていた。
現地水曜日にジョコビッチは第3シードのA・マレー(英国)と、ツォンガは第5シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦する。
ジョコビッチはマレー戦へ向けて「次の試合は水曜日にマレーとさ。彼との試合は常に大きなチャレンジ。彼はここロンドンで数々の成功を収めている。地元だし多くの観客を味方につけることもできる。そして、お互いのプレーも熟知しているから、必ず良い試合になるはずさ。」と、接戦への心構えができているようだった。
この予選ラウンドロビンのグループBには第2シードのR・フェデラー(スイス)、第4シードのD・フェレール(スペイン)、第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、第8シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)がエントリーしている。
現地火曜日にはこのグループB2試合が予定されており、フェデラーがティプサレビッチと、フェレールがデル=ポトロと対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【シングルス】
N・ジョコビッチ (1) ○-× JW・ツォンガ (7), 7-6 (7-4), 6-3
A・マレー (3) ○-× T・ベルディフ (5), 3-6, 6-3, 6-4
【ダブルス】
M・グラノジェルス(スペイン)/ M・ロペス(スペイン) (6) ○-× B・ブライアン(アメリカ)/ M・ブライアン(アメリカ) (1), 7-5, 5-7, 11-9
M・ミルニ(ベラルーシ)/ D・ネスター(カナダ) (2) ○-× R・リンドステッド(スウェーデン)/ H・テカウ(ルーマニア) (4), 4-6, 7-6 (7-1), 12-10
(翻訳/弓削忠則)
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