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女子テニスツアーのHPジャパン・オープン大会3日目、土居美咲(日本)が、O・プチコワを6-3, 6-2で破り、大阪で初の準々決勝進出を果たした。土居は、12年バーミンガム大会以来、WTAツアーで2度目のベスト8だ。
第1セット第2ゲームで、土居が先にブレークするが、第3ゲームをプチコワがブレークバック。だが土居が、第4ゲームを再びブレークして、試合の流れを自分に引き寄せた。
サービング・フォー・ザ・セットの第9ゲームでは、15-40のピンチを迎えるが、フォアのダウンザラインへのウイナーを決めるなどして凌いでキープし、セットを先取した。
「自分のサービスゲームは、結構苦しかったんですけど、その苦しい中でも、取り切ることができたのが、今回一番の収穫かと思います」(土居)
第2セットに入ると、土居のフォアハンドストロークが冴え始める一方で、プチコワのミスが増え、土居が、第1、第5ゲームをブレークして勝負を決めた。
「素直に嬉しいです(笑)。やっぱり日本の大会で、ベスト8に現時点に来ているのは、あまりない機会なので、日本のお客さんにもプレーを見てもらえるという意味で、すごく嬉しいです」
母国でのツアー大会のベスト8に、笑みがこぼれた土居だが、初の準決勝進出へ意欲的だ。そして、いつかはWTAツアーで初優勝することも目標としている。
「現時点では、本当に一つ一つという気持ちが大きくて、その結果が優勝だったりにつながってくると思う。今できることを、一生懸命やるのみです」
土居が入っているドローのブロックは、第4シードのF・スキアボーネ(イタリア)が、すでに負けているためオープンになっている。土居が、このチャンスをいかせるかどうか注目だ。
(文・写真/神 仁司)
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