男子テニスツアーのAEGON国際男子（イギリス/イーストボーン、賞金総額４０万３９５０ユーロ、芝）は２０日、シングルス２回戦７試合が行われ、第６シードのＡ・ロディック（アメリカ）がＪ・シャーディ（フランス）に6-2, 7-6 (8-6)のストレートで勝利、ベスト８に進出した。
世界ランク５８位のシャーディに対し、８本ものマッチポイントを要したロディックは「サーブもリターンも良かった。彼も重要なポイントでは素晴らしいサーブを決めていました。しかし、我慢強くプレーしました。」と、試合を振り返った。
現在の世界ランクは３３位ながらも、２５日から開幕するウィンブルドンでは第３０シードとなったロディックは「シードにかからない事実に甘んじて従うつもりでした。３年前の成績は考慮されないからね。だからシード食いになることを楽しみにしていました。自分にとって新しいポジションです。」と、ジョークを交えながらコメントしている。
今年のクレーシーズンを１勝もすることなく終えていたロディックは、準々決勝でＦ・フォニュイーニ（イタリア）と対戦する。フォニュイーニはこの日、第４シードのＢ・トミック（オーストラリア）を4-6, 6-3, 7-5の逆転で下している。
ディフェンディング・チャンピオンで第３シードのＡ・セッピ（イタリア）は、Ｃ・ベルロク（アルゼンチン）を7-6 (7-2), 6-3のストレートで下し、ベスト８進出を決めている。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｄ・イストミン（ウズベキスタン） ○-× Ｍ・グラノジェルス（スペイン） (2), 6-1, 4-6, 7-6 (7-2)
Ｐ・コールシュライバー（ドイツ） (7) ○-× Ｊ・ベイカー（英国）, 6-2, 3-6, 6-3
Ｒ・ハリソン（アメリカ） ○-× ルー・イェンスン（台湾）, 6-1, 7-6 (7-2)
Ｓ・ダルシス（ベルギー） ○-× Ｍ・バグダティス（キプロス）, 6-4, 4-6, 6-4
今大会の優勝賞金は７万１０００ユーロ。
（2012年6月21日16時08分）
驚きの勝利飯に会場どよめき 
