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テニスのエキシビションマッチであるBNPパリバ・ショウダウンが5日、ニューヨークはマディソン・スクエア・ガーデンで行われ、R・フェデラー(スイス)、A・ロディック(アメリカ)、M・シャラポワ(ロシア)、そしてC・ウォズニアキ(デンマーク)と男女テニス界を代表するスター選手が集結、1万8000を超える観客がスーパープレーを楽しんだ。
この日のプログラムは男子シングルスと女子シングルスの2試合が予定され、最初に行われた女子シングルスではシャラポワがウォズニアキに6-3, 6-4で勝利。続いて行われた男子シングルスでは、ロディックがフェデラーに7-5, 7-6 (9-7)で勝利している。
このイベントは毎年行われているもので、主催となるアメリカテニス協会と、3月を通して開催される1400を超える10才以下を対象としてテニスイベントがコラボレーションしたもの。
「世界で最も有名なアリーナ」とも呼ばれる場所で開催されたイベントは、参加した全ての選手にとって特別なものとなった。特に、この会場で初めてプレーしたロディック、シャラポワ、ウォズニアキにとっては忘れられない思い出となった。
「このイベントに招待された時は、本当に興奮したね。」とロディック。「小さな頃からスポーツが好きだったし、今でも鮮明に覚えているのが、ここでマイケル・ジョーダンがプレーしている姿だったよ。彼が復帰して最初の試合でレジー・ミラーとスパイク・リーがトラッシュトークをしていたんだ。あらゆるエンターテイメントが行われた場所でプレーできることは、本当に特別な経験になったね。」
唯一フェデラーのみがこの会場での試合経験があり、2008年にP・サンプラス(アメリカ)と試合を行っている。1970年代から90年代にかけてツアー最終戦など大規模な大会が行われていたが、2000年代に入ってからはテニスの試合は行われていなかった。また、クルム伊達公子(日本)の最初の引退試合もこの会場でのことだった。
「ここに戻ってこれて嬉しいよ。アンディは素晴らしいライバルの一人。僕らはこれまでにも素晴らしい会場で素晴らしい試合を繰り広げたけど、この試合もその中の一つだね。」とフェデラーはコメントしている。
オープニングマッチとなった女子シングルス、シャラポワが第2セットで5-4とリードすると、ウォズニアキは客席の観客とコート上でダンスの応酬を始めてしまう。それを見たシャラポワも他のファンとダンスを踊ると会場は大盛り上がり。
お楽しみはそれだけでは終わらず、ウォズニアキは客席から現在交際中のロリー・マキロイをコートに呼びいれると、ラケットとボールを渡しシャラポワに向かってサーブを打たせた。
男子ゴルフの世界ランク1位であるマキロイは、世界ランク2位のシャラポワに対してバックハンドのスライスで何球かラリーを見せると、シャラポワがボールをアウト。ポイントを奪った瞬間、マキロイは手を挙げて歓声に応えた。
試合を終えたシャラポワは「この会場の歴史の一部となり、ここにいることは光栄なことです。マディソン・スクエア・ガーデンでプレーすることは、逃したくないチャンスでした。」とコメントしつつも「マキロイの方がキャロリーンよりもポイントを取っていました。」と、ジョークも忘れなかった。
それに対してウォズニアキは「そのコメントは嬉しくないわ。」と、こちらもジョークで応えると「彼は素晴らしいプレーでした。彼はマリアから100%の確率でポイントを取っています。私には優しくないですね。だけど、彼はここでテニスをプレーしたと言うことができます。そんなことを言える人は多くはありません。彼はその権利とマリアからポイントを獲得しました。」
続いて行われた男子シングルスもエンターテイメントに満ちた展開となった。第1セット第4ゲームでロディックがサーブをしようとすると、客席からは「頑張れラファ!」と声がかけられる。もちろんR・ナダル(スペイン)は会場にはいなかったが、ロディックはファンの期待に応えた。
まず、左手でサーブをしようとするのは序の口で、ラリー中にはショットを打つごとにナダルのような唸り声をあげた。極めつけとなったのは、ゲームポイントでボレーを決めたロディックは、ナダルでおなじみのガッツポーズを披露。さらにシャツの袖をまくってナダルになりきると、会場は笑いで包まれた。
試合は第1セット第11ゲームでブレークに成功したロディックがセットを先取すると、第2セットはお互いにサービスキープを続けタイブレークに突入。そのタイブレークではフェデラーが7-6とセットポイントのチャンスとなるが、立て続けにバックハンドをミス。今度はロディックのマッチポイントになると、最後はフェデラーのボレーがアウトとなった。
試合には敗れたものの、フェデラーは長年のライバルであったロディックとの試合に満足しただけでなく、今回が最後にならないように願っていた。
「今夜は本当に楽しかったです。」とフェデラー。「マディソン・スクエア・ガーデンに戻ってくるように連絡を受けたとき、アンディとのプレーを熱望しました。それが叶って嬉しいし、素晴らしい時間を過ごせました。またいつか、ここに戻ってきたいね。」
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