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男子テニスツアーのオープン13(フランス/マルセイユ、賞金総額51万2750ユーロ、ハード)は26日、シングルス決勝が行われ、第4シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がM・ロドラ(フランス)を6-4, 6-4で破り優勝、今季初タイトルと優勝賞金9万2560ユーロを手に入れた。
最後のサービスゲームでは0-30とプレッシャーをかけられていたデル=ポトロは「自分にとって特別なものです。初めて出場した大会で優勝できて嬉しいです。この大会では3人のフランス勢に勝ってしまい申し訳ないですが、本当に優勝できて満足しています。来年もプレーができると良いですね。」と、キャリア通算10勝目を喜んだ。
2010年に今大会で優勝しているロドラは、各セット1度ずつのブレークをデル=ポトロに許していたが、自身は1本もブレークチャンスを得ることなく世界ランク10位のデル=ポトロに屈していた。
2度目の優勝とはならなかったロドラは「今日の彼は本当に良いプレーをしていたし、最後のゲームで0-30とした以外、こちらにチャンスがありませんでした。彼は素晴らしいプレーだったし、自分は少し疲れを感じていました。」と、デル=ポトロのプレーを称えている。
先週行われたロッテルダム大会でも決勝に進出していたデル=ポトロであったが、その時はR・フェデラー(スイス)に敗れ、準優勝に終わっていたが、その時の1回戦でもロドラに勝利していた。デル=ポトロは、先月の全豪オープン準々決勝でもフェデラーに敗れている。
マッチポイントでロドラのショットがネットにかかり、優勝が決まった瞬間、23歳のデル=ポトロは両手を突き上げて目を閉じ、そしてガッツポーズで勝利の喜びを表していた。
「年を取りましたが、3、4年前よりも賢いプレーができる時があります。」とデル=ポトロ。「今日は本当にタフな試合でしたし、100%の力が必要でした。彼のサーブ&ボレーやドロップショットには苦しめられました。ようやく自分のサーブで試合を終わらせられて、また彼に勝つことができました。」
この日の決勝では、試合開始から早いペースを得意とするロドラがペースを握ったように見えたが、デル=ポトロが第1セット第9ゲームでブレークに成功すると、続くサービスゲームをキープしてセットを先取する。
第2セットではデル=ポトロが第5ゲームでブレーク、サービスゲームもキープして4-2とリードを奪うと、その後は両者ともにサービスキープを続け、5-4としたデル=ポトロがサービスゲームを迎える。
最後のゲームでデル=ポトロはプレッシャーからか0-30とロドラにリードされると、続くポイントでもセカンドサーブとなる。ロドラにブレークバックの期待がかかる中、デル=ポトロは狙いすましたサーブでロドラをベースラインにくぎ付けにして15-30とすると、サービスエースで30-30に追いつく。
次のポイントではロドラがネットラッシュを試みるが、アプローチショットがラインを割って40-30とデル=ポトロにマッチポイントが訪れる。そして数球のラリーの後、ロドラがぎこちなく放ったショットがネットにかかりゲームセット。1時間22分でデル=ポトロの勝利となった。
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