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男子テニスのマスターズ・シリーズであるBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、賞金総額275万ユーロ、ハード)は日曜日に決勝を行い、第3シードのR・フェデラー(スイス)が第6シードのJW・ツォンガ(フランス)を6-1, 7-6 (7-3)のストレートで下し、ATPツアー69勝目を飾った。フェデラーは優勝賞金45万4000ユーロを獲得した。
フェデラーは第1セット、ツォンガのセカンドサーブにつけ込んで攻撃し、4-0と大きくリードを重ねる。第1セットは、そのままフェデラーがわずか30分、6-1で先取する。
試合後にツォンガは「このコートサーフェスだと、フェデラーに勝てるのは世界に数人しかいない。」と話している。
第2セットに入るとツォンガはプレーのレベルを上げ、リスクを犯しつつもすばらしいプレーをみせ始める。しかしブレークポイントなど大事なポイントでミスが重なり、このセットは結局タイブレークへ。
タイブレークではフェデラーがフォアのウィナーやサービスでポイントを重ねた一方、ツォンガは神経質になり、フォアは長くなり、バックハンドはネットにかけてしまう。
タイブレークを6-1とリードしたフェデラーは、そこからツォンガにドロップショットとサービスで2本粘られるが、3本目のマッチポイントでポイントを決めると、そのまま試合に終止符を打った。
これまで四大大会で16勝をあげているフェデラーは、意外にも今回が今大会で初めての決勝進出だった。
試合後、フェデラーは「今週、信じられないほど好調でした。これまで今大会で優勝する機会はたくさんあったのですが、なぜか優勝できていませんでした。ですので今回の優勝は特別なものです。」と、感慨深げに語った。
元世界王者で現在は世界ランク4位のフェデラーは、今季は四大大会での優勝がなく、2002年以降では初めてグランドスラム無冠のままシーズンを終えることになった。
しかし最近のフェデラーは絶好調で、先週のスイス・インドアの決勝で錦織圭(日本)を下して優勝すると、今週も素晴らしいパフォーマンスで優勝し、見事、2週連続優勝を達成した。
30歳のフェデラーは「今季は厳しい敗戦が何度かありました。しかし今季はまだ終わっていない、と信じ続けました。今は誰かのために何かを証明しようとしてプレーしているのではありません。自分自身のためにプレーしています。国のために、そして楽しむためにプレーしています。」とベテランの域に達した選手らしいコメントを残している。
フェデラーは9月半ばのデビスカップのプレーオフでオーストラリアと対戦した後、6週間の休養をとっており、それが最近の好調につながっているようだ。「私はいつも長期的に物事を考えます。テニスは非常に神経を使うものです。私であってもプライベートな時間は必要なのです。」
今回の優勝でフェデラーのマスターズでの優勝は18度目となった。これはA・アガシ(アメリカ)よりも1つ多い数字で、またライバルのR・ナダル(スペイン)にはあと1つと迫った。
これでフェデラーの今季の優勝は3度目、マスターズでは初優勝となった。現世界王者のN・ジョコビッチ(セルビア)は今季、マスターズの大会で5度優勝しており、世界ランク3位のA・マレー(英国)は2度、同2位のナダルは1度、となっている。
現在12連勝中のフェデラーは、好調のまま20日から始まるロンドンで開催されるツアー最終戦に参戦する。世界1位のジョコビッチが肩に故障を抱えているため、フェデラーが2連覇を飾る可能性が高まっている。
一方、敗れたツォンガは、試合後「調子はよかったのですが、ロジャー(フェデラー)の方が私より好調でした。勝つためにはいい試合をしなければならないことは分かっていたのですが、できませんでした。」と肩を落としていた。
ツォンガは2008年の今大会で優勝していたが、今回の決勝では特にフォアハンドのミスが多かった。ツォンガは今季、ウィンブルドンの準々決勝でフェデラーを下していたが、全米オープンでは同じ準々決勝でフェデラーに敗れていた。これで両者の対戦成績はフェデラーの6勝3敗となった。
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