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ベルディフが8強入りで最終戦出場を決める◇BNPパリバ・マスターズ

男子テニスのマスターズ・シリーズであるBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、賞金総額275万ユーロ、ハード)は10日、シングルス3回戦全8試合が行われ、第5シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)が第11シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)を7-5, 6-4のストレートで下し8強入りし、ツアー最終戦への切符も手にした。

1番コートの第1試合に登場したベルディフにとって、ティプサレビッチはこれまでに0勝4敗と苦手な相手。この日の試合も序盤から主導権を握ったのはティプサレビッチで、2度のブレークをベルディフから奪い5-1と大きくリードする。

しかしサービング・フォー・ザ・セットの第8ゲームでこの日初のブレークをベルディフが成功すると、徐々に流れがベルディフに傾き、土壇場から一気に6ゲームを連取したベルディフがこのセットを先取する。

第2セットでも先にブレークを奪ったのはティプサレビッチで、第7ゲームでブレークし4-3とリードする。しかし、続く第8ゲームでブレークバックに成功したベルディフは、第10ゲームでこのセット2度目のブレークをティプサレビッチから奪いゲームセット。1時間41分のストレートでティプサレビッチから初勝利を奪うと共に、今季獲得ポイントの上位8選手しか出場できないツアー最終戦への出場権も獲得した。

「ヤンコ(ティプサレビッチ)はとても良いスタートを切っていた。何かをさせてもらうチャンスをくれなかった。それでも今日は諦めずに戦い続けたんだ。今日はそれがとても功を奏したんだと思う。」とベルディフは勝因を語っていた。

ツアー最終戦へのポイントレースで9位にいたティプサレビッチが敗退したことによって、同7位のJW・ツォンガ(フランス)と同8位のM・フィッシュ(アメリカ)が自動的に最終戦への残る切符を手にし、出場者8選手が全て出揃った。

この日の試合で今大会第6シードのツォンガはA・セッピ(イタリア)を6-3, 6-4のストレートで退けてベスト8進出を決めた。第1セットの第2ゲームでセッピは、ダブルフォルトでブレークを許してしまう。2008年の今大会チャンピオンのツォンガは、このセットだけで7本のサービスエースを記録するなど1本もブレークポイントをセッピに与えず、そのままそのセットを先制する。

第2セット3-3で迎えた第7ゲームで、ツォンガはセッピからこのセット唯一のブレークに成功すると5-4でのサービング・フォー・ザ・マッチでブレークポイントをセッピに握られるもビッグサーブでそれをしのいでデュースにすると、そこから2ポイント連取し76分で勝利を手にした。

「ここは祖国フランスなので、良いプレーをしたいと思っています。そしてここで良いプレーを続けることによって、シーズンをこれまで以上に上のランキングで終わりにすることが出来るので、ベストのテニスをしたいと思います。」とツォンガは地元ファンへの声援に応えた。

今大会第7シードで出場のフィッシュは、この日の3回戦でJ・モナコ(アルゼンチン)と対戦したが、6-1, 6-7 (6-8), 2-1となったところで、左太腿の怪我を理由に途中棄権を申し入れて大会を去る結果となった。

第1セットの第1ゲームでフィッシュからいきなりブレークを奪ったモナコだったが、その後はフィッシュは1ゲームもモナコに与えずあっさりそのセットを先取した。

第2セットは両者譲らない展開となり、お互い1本もブレークポイントを相手に許さずタイブレークへ。そのタイブレークで2度のマッチポイントを握ったフィッシュだったが、そこで決めきることができずず、結局そのセットをモナコが奪い返した。

第3セットでもしっかり自身のサーブをキープしたフィッシュだったが、2-1とリードしたコートチェンジの時にメディカル・タイムアウトを要求。左足の付け根あたりに治療を受けてコートに戻るも、モナコのサービスゲームを1ポイント終えたところでフィッシュはネットへ詰め寄りモナコに握手を求め、棄権敗退で試合に終止符を打った。

自身初の最終戦出場を決めたフィッシュは「これからの2週間は自分のテニス人生でもっとも大切なものなのは疑う余地もない。最終戦までの10日間はしっかり体のケアーを受けたい。それまでに十分間に合うと感じているから、その大舞台では最高のパフォーマンスをするために万全の体調を整えたい。」と、この日の棄権も最終戦を視野にいれたものだったことを明かした。

準々決勝では、ベルディフが第13シードのA・ロディック(アメリカ)を6-2, 6-2で下した第2シードのA・マレー(英国)と、ツォンガは第15シードのV・トロイキ(セルビア)との同胞対決を4-6, 6-3, 6-1の逆転で制した第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と、モナコは第16シードのR・ガスケ(フランス)を6-2, 6-4で倒した第3シードのR・フェデラー(スイス)とそれぞれ対戦する。

なお、現在世界ランク15位のロディックは、この日の敗退で2001年以来となるトップ10圏外でシーズンを終えることとなった。

残る試合では、第4シードのD・フェレール(スペイン)が第14シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)を6-3, 6-2で、J・アイズナー(アメリカ)F・ロペス(スペイン)を6-4, 6-2と、いずれもストレートで下し準々決勝へ駒を進めた。フェレールとアイズナーが残る準々決勝で対戦する。

今大会の優勝賞金は45万4000ユーロ。

(2011年11月11日10時54分)

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