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男子テニスツアーのタイ・オープン(タイ/バンコク、賞金総額58万7千ドル、ハード)は26日に開幕し、男子シングルス1回戦4試合が行われ、第5シードのI・ドディグ(クロアチア)、第6シードのF・フォニュイーニ(イタリア)ら、シード勢が敗退する波乱の初日となった。
その波乱を演じたのはG・ディミトロフ(ブルガリア)で、ドディグを6-2, 7-5のストレートで下した。第1セットからドディグに1度もブレークチャンスを与えなず主導権を握ったディミトロフは、接戦となった第2セットでも終盤に2度目のブレークをドディグから奪うと1時間32分のストレートで勝利を飾った。
年初108位だったディミトロフは8月には自己最高位の52位を記録していた。「今日の試合は最高の試合でした。まだ時差ボケに悩まされていますが、ここバンコクでプレーするのを楽しみにしていたので、良いプレーを続けたい。ここ数ヶ月は今一つ調子が上がらなかったけど、自分のテニスはまだ進化しています。もっと練習を重ねて更に良くなるようにしたい。今日は全てが上手く収まったと思う。」
と喜びを語ったディミトロフは2回戦で、E・ガルビス(ラトビア)と予選勝者のS・ボレッリ(イタリア)の勝者と対戦する。
第第6シードのフォニュイーニを下したのは、地元から主催者推薦で出場のD・ウドムチョク(タイ)で、フォニュイーニを6-4, 3-6, 6-2のフルセットで退ける金星を飾った。
現在30歳で世界ランク217位のウドムチョクは、2007年1月に自己最高位の77位を記録していた。この日は同39位で24歳のフォニュイーニに第1セットから圧倒し、1度もブレークポイントを与えない完璧なプレーを見せて、そのセットの先取に成功した。
しかし第2セットではフォニュイーニの反撃を受け2度のブレークを奪われるなど、勝敗の行方は第3セットへと持ち込まれた。その第3セットでは、地元の声援を味方に付けたウドムチョクが、1度ブレークを許すもフォニュイーニから3度のブレークに成功。1時間58分で2007年の同大会以来となるATPツアーでの勝利を決めた。
ウドムチョクは準々決勝進出を懸けてM・バッヒンガー(ドイツ)と予選を勝ち上がったG・ジョーンズ(オーストラリア)の勝者と2回戦で顔を合わせる。
その他の試合では、第7シードのR・ハース(オランダ)が主催者推薦のK・ワチラマンウォンを6-3, 7-6 (7-1)で、S・ヒラルド(コロンビア)がD・セラ(イスラエル)を6-2, 6-3と、いずれもストレートで勝利し、2回戦へ駒を進めた。
世界ランク42位のハースは、7月のオーストリアでのベット・アット・ホーム・カップでツアー初優勝を飾り、その後のアメリカ・シーズンでもUSオープンの前哨戦のウィンストン・セーラムでもベスト4入りするなど、好調を維持していた。
「第2セットも最初にブレークに成功したし、彼(ワチラマンウォン)より良いプレーをしていたから、このまま簡単に勝てると思っていた。でも大切なポイントで彼は素晴らしいショットを打って来た。それでもタイブレークになれば、自分の方が経験があるから心配ないと思っていた。経験は大きなアドバンテージだからね。」
2回戦でハースは、J・ニエミネン(フィンランド)と主催者推薦のD・ティエムの勝者と、ヒラルドは第2シードのG・モンフィス(フランス)とそれぞれ対戦する。
今大会は上位4シード選手は1回戦が免除されており、2回戦からの登場。第1シードはA・マレー(英国)、第2シードにモンフィス、第3シードがG・シモン(フランス)、第4シードにG・ガルシア=ロペス(スペイン)と続く。
またこの日行われた予選最終ラウンドでは、予選第2シードの添田豪(日本)がS・ボーリ(スイス)を6-4, 0-6, 7-5のフルセットで下して、見事本戦進出を決めた。本戦1回戦ではK・ベック(スロバキア)と対戦する。
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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