テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は２９日、男子シングルス２回戦が行われ、予選勝者で世界ランク２００位のＨ・ロチャ（ポルトガル）が第１９シードのＪ・メンシク（チェコ）を2-6, 1-6, 6-4, 6-3, 6-3の逆転で破る大番狂わせを起こし、四大大会初出場で３回戦進出を果たした。

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２１歳のロチャは今大会、予選３試合を勝ち抜き四大大会で初の本戦出場を決めた。そして１回戦では予選勝者で世界ランク１３３位のＮ・バシラシヴィリ（ジョージア）をフルセットで下し、四大大会で初白星を挙げ２回戦に駒を進めた。

一方、１９歳で世界ランク１９位のメンシクは１回戦で同３９位のＡ・ミュレール（フランス）を下しての勝ち上がり。

２回戦の第１セット、ロチャは３度のブレークを奪われると、自身は１度しかブレークできず先行される。第２セットでも２度のブレークを許して２セットダウンとなり後がなくなる。

続く第３セット、ロチャは第５ゲームで先にブレークを奪われ追い込まれる。しかし、第６ゲームでブレークバックに成功すると、第１０ゲームで２度目のブレークを奪いこのセットを取り返す。

勢いに乗ったロチャはサービスゲームをリズム良くキープし、相手にブレークポイントを握られことなく第４セットとファイナルセットを獲得。３時間６分で逆転勝ちを収め、四大大会初の３回戦進出を果たした。

快進撃を続けるロチャは３回戦で、世界ランク６２位のＡ・ブブリク（カザフスタン）と対戦する。ブブリクは２回戦で第９シードのＡ・デ ミノー（オーストラリア）を逆転で下しての勝ち上がり。

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