男子テニスのゴーネット・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250)は日本時間25日(現地24日)、シングルス決勝が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を5-7, 7-6 (7-2), 7-6 (7-2)の逆転で破り優勝を飾るとともに、オープン化以降では史上3人目の偉業となるツアー大会100勝の大記録を達成した。ジョコビッチは試合後に「信じられない試合だった」と語った。
>>【動画】ジョコビッチ 偉業達成!ツアー100度目の優勝を決めた瞬間!<<>>ジョコビッチら ゴーネット・ジュネーブOP組合せ<<>>大坂 なおみvsバドサ 1ポイント速報<<>>西岡 良仁、ジョコビッチ、シナーら 全仏OP組合せ<<38歳で世界ランク6位のジョコビッチが同大会に出場するのは2年連続2度目。初出場となった昨年はベスト4となっていた。
今大会は初戦の2回戦で世界ランク134位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)、準々決勝で第8シードの
M・アルナルディ(イタリア)、準決勝で予選勝者で同90位の
C・ノリー(イギリス)を下し決勝に駒を進めた。
28歳で世界ランク31位のフルカチュとの顔合わせとなった決勝戦、ジョコビッチは第1セットを落としたが、第2セットではタイブレークをものにして1セットオールに追いつく。さらにファイナルセットもタイブレークまでもつれる展開となったが、ジョコビッチが3時間5分の死闘を制して優勝を決めた。
ジョコビッチがツアーレベルのシングルスで優勝するのは昨年8月のパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)以来、約9ヵ月ぶり100度目。
ツアー大会100勝は、1968年のオープン化以降では
J・コナーズ(アメリカ)の109回、
R・フェデラー(スイス)の103回に次ぐ史上3人目の偉業となる。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチのコメントを掲載している。
「まず、妻と子供たちに感謝したい。学校が休みなのに3日間も僕と一緒にいてくれたんだ」
「チームのみんな、良い時だけでなく、悪い時も一緒にいてくれてありがとう。コート上でこんな狂気じみたレベルを維持するのがどれほど難しいか、みんなだけが知っている。この100勝目を、僕とともに勝ち取ってくれて、本当に感謝している」
「とにかく粘り強く頑張ろうとした。どうやって彼のサービスを破ったのかわからない」
「彼はおそらく第3セットで4-3とリードしていたときに自ら崩れてしまったのだろうが、これは最高レベルの試合では起こり得ることだ。ほんのわずかなポイントで勝敗が決まる。信じられない試合だった。満員のスタジアム、素晴らしい雰囲気の中、第3セットを7-6で取り100勝目を挙げることができて、本当に感謝している」
また、ジョコビッチはこれで20シーズン(2006年~2025年)にわたりツアータイトルを獲得。これはオープン化以降、
R・ナダル(スペイン)の19シーズンを抜き、史上初の快挙となった。
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