テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク65位の
J・フォンセカ(ブラジル)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク147位の
PH・エルベール(フランス)を7-6 (7-4), 7-6 (7-4), 6-4のストレートで下し、四大大会初の3回戦進出を果たした。
>>ジョコビッチ、シナー、アルカラスら 全仏OP組合せ<<18歳のフォンセカは同大会初出場。
フォンセカは昨年行われた20歳以下最終戦Next Gen ATPファイナルズ(サウジアラビア/ジッダ、ハード)で全勝優勝を達成。今季は1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で予選3試合を勝ち抜き四大大会の本戦初出場を決めると、本戦1回戦では当時世界ランク9位の
A・ルブレフを破り四大大会で初白星を挙げた。
さらに、2月に開催されたIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)でツアー初優勝を飾ると、その後3月のアリゾナ・テニス・クラシック(アメリカ/フェニックス、ハード、ATPチャレンジャー)では準決勝で
錦織圭、決勝では
A・ブブリク(カザフスタン)を下し、チャレンジャー大会で3度目の優勝を果たした。
今大会は1回戦で第30シードの
H・フルカチュ(ポーランド)をストレートで下し2回戦に駒を進めた。
一方、34歳のエルベールは1回戦で世界ランク60位の
B・ボンズィ(フランス)をフルセットで下しての勝ち上がり。
2回戦の第1セット、両者2度ずつブレークを奪い合い、タイブレークに突入する。フォンセカはこれをものにし先行する。
第2セットは、第3ゲームでフォンセカがブレークを許すも続く第4ゲームですぐにブレークバックする。フォンセカは第10ゲームで相手のセットポイント3本を凌ぎこの試合2度目のタイブレークへ持ち込む。タイブレークも競った展開となるが、これを制し勝利に王手をかける。
第3セットでは、2度のブレークに成功したフォンセカが2時間54分で勝利を収め、3回戦進出を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにフォンセカのコメントを掲載している。
「ブラジル人はピンチに陥っても、自分でどうにか対処する方法を見つけられると思う」
「大事な場面ではとにかく勇気を出して果敢にプレーしようと努めるんだ。第2セットのタイブレークでは0-3とリードされていたが、素晴らしいショットをいくつか打つことができた。トップ50の実力者とトップ10の実力者の違いはそこにあると思う。僕らは勇気を出して、大事な場面でどうプレーするかを知らなければならないんだ」
勝利したフォンセカは3回戦で第5シードの
J・ドレイパー(イギリス)と対戦する。ドレイパーは2回戦で世界ランク42位の
G・モンフィス(フランス)を下しての勝ち上がり。
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