テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク57位の
J・ムナル(スペイン)は第14シードの
A・フィス(フランス)に6-7 (3-7), 6-7 (4-7), 6-2, 6-0, 4-6の4時間25分に及ぶフルセットの死闘の末に敗れ2回戦敗退となった。試合後、ムナルは同大会の観客について苦言を呈した。
>>【動画】「敬意を欠いている」とムナルが苦言、フィスの好プレーに観客は大熱狂<<>>ジョコビッチ、シナー、アルカラスら 全仏OP組合せ<<28歳のムナルが同大会に出場するのは8年連続8度目。過去4度の2回戦進出が最高成績となっている。今大会は1回戦で世界ランク51位の
C・カラベリ(アルゼンチン)を下し、2年連続5度目の初戦突破を果たした。
20歳で世界ランク14位のフィスとの顔合わせとなった2回戦、会場に集まった観客は地元フランスのフィスに大声援を送り、ムナルは完全アウェーの状態での試合を強いられる。そのなかで、ムナルは第1セットと第2セットをタイブレークの末に落とし後がなくなる。
しかし、その後フィスは背中の負傷に苦しめられ、ムナルが2セットを奪い返し勝負はファイナルセットへ。このファイルセットでもムナルが第3ゲームで先にブレークを奪い試合を優位に進めたが、観客の声援を受けたフィスがここから奮起。ムナルは第6ゲームと第10ゲームでフィスにブレークを許し、4時間25分に及ぶ死闘の末に敗れた。
試合後の会見でムナルは同大会の観客について苦言を呈した。
「完全に敬意を欠いているように思えた。ここ(全仏オープン)ではよくあるが、歌が止まらず、邪魔をされ続け、試合が進まない。それが僕の感情に影響を与えたかどうかは別として、試合が進まないんだ。観客は素晴らしいショーだと思っているが、同時に、僕たちも仕事をするためにここにいるということを忘れてはいけない」
「彼らはもう少し落ち着いて、試合をもっと普通に進めることができると思う」
一方、勝利したフィスは3回戦で第17シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは2回戦で世界ランク91位の
A・ウォルトン(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。
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