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男子テニスツアーのファーマーズ・クラシック(アメリカ/ロス・アンゼルス、賞金総額61万9500ドル、ハード)は27日にシングルス2回戦4試合が行われ、第2シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がJ・ブレーク(アメリカ)から6-4, 7-6 (7-3)のストレート勝利を飾るも、第3シードのM・バグダティス(キプロス)は敗れる波乱に見舞われた。
上位4シード選手が1回戦を免除されているため、この日の2回戦が今大会の初戦だったデル=ポトロは、第1セットでは1度握られたブレークポイントを退けると、ブレークから1度ブレークを奪いそのセットを先取する。第2セットは先にブレークを許したデル=ポトロだったが、ブレークからすかさずブレークバックを決め、そのセットはタイブレークへともつれ込んだ。
そのタイブレークでも序盤からリードしたデル=ポトロは、最後は強烈なサーブを放つと、ブレークはリターンできずゲームセット。1時間42分で今季6回目のツアー8強入りに成功した。
22歳で世界ランク19位のデル=ポトロは、2008年には今大会を制し、2009年のUSオープンで自身初のグランドスラム優勝を飾るなど、世界ランキングで自己最高4位まで登りつめていた。しかし昨年は手首の手術の影響でシーズンのほとんどを棒に振り、今年の2月には484位までランキングを下げていた。今は徐々に本来のプレーを取り戻し、2月と4月に2度の優勝を飾ってランキングを上昇させている。
「トップ10の選手達とはまだちょっと差があると思っているんだ。そこに再び辿り着くには、まだ長い道のりがあると思う。以前そこへ辿り着く前は、かなり良いプレーをしていたからね。」と語るデル=ポトロは、ベストのプレーにはまだ至っていないと感じているようだった。
ベスト4進出を懸けてデル=ポトロは、予選勝者のD・コサコウスキーを6-2, 6-4と、危なげなく退けたE・ガルビス(ラトビア)と準々決勝で対戦する。
第3シードのバグダティスを破る金星を飾ったのはルー・イェンスン(台湾)で、バグダティスを6-3, 6-4のストレートで倒した。2年前に1度対戦している両者は、その時は3時間弱の接戦の末にバグダティスに軍配が上がっていた。しかし、この日のルーはバグダティスに1度もブレークポイントを握らせない安定したプレーを見せ、各セットで1度ずつバグダティスからブレークを奪い73分の快勝でベスト8入りを決めた。
「2年前に対戦した経験のある選手だったことは、とても助けになった。その選手にしっかり勝つことができたことは、自信に繋がる。」と自分自身の成長を感じているルーは、準々決勝でR・ハリソン(アメリカ)と顔をあわせる。ハリソンはM・ラッセル(アメリカ)を6-3, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
先週のアトランタ大会でベスト4入りしたハリソンは、その結果今週発表の世界ランクで94位と自身初のトップ100入りを果たしていた。19歳と伸び盛りのハリソンは、同じアメリカの先輩であるラッセルに対して第1セットは、危なげないサービスゲームを展開しラッセルから1度ブレークを奪い先取。第2セットは1度ブレークを許すも、2度のブレークをラッセルから奪ったハリソンが1時間21分で2週連続のベスト8入りを果たした。
次のアメリカ男子のエースに成り得るとの期待がかかるハリソンは「そんな風に言ってもらえるのはとても光栄です。アガシやサンプラスを語る時に自分の名前もそこに現われるようになりたい。彼等が達成した多くの成績のほとんどに辿り着いていないし、まだまだ長い道のりです。でも自分自身を信じていますし、それが出来る能力があると信じてもいます。」と、憧れだった選手達に近づくことへの強い思いを語っていた。
今大会の優勝賞金は11万3000ドル。
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