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男子テニスツアーのメディバンク国際男子(オーストラリア/シドニー、賞金総額37万2500ドル、ハード)は土曜日に決勝戦を行い、M・バグダティス(キプロス)がR・ガスケ(フランス)を6-4, 7-6 (7-2)のストレートで下して優勝した。バグダティスは優勝賞金6万7260万ドルを獲得した。
2006年の全豪で世界王者のR・フェデラー(スイス)に敗れたものの準優勝を飾っているバグダティスは、オーストラリアと相性がよく、今回も見事、全豪オープンの前哨戦を制した。
決勝はバグダティスが第1セットを6-4で奪ったところで豪雨に見舞われ、75分の中断に入った。
豪雨が去った後、第2セットが始まると、体が冷えてしまったのかバグダティスの調子が落ち、2-5と追い込まれてしまう。しかしブレークバックに成功すると5-5まで追いつき、試合は結局タイブレークへ。
タイブレークではバグダティスが実力を発揮、そのままタイブレークを奪うと、試合に終止符を打った。バグダティスのツアーでの優勝は4度目のこと。
元世界ランク8位のバグダティスはここにきて調子を上げてきており、最近の17試合で16勝している。しかし全豪では、昨年痛めた手首と腰の怪我によりランキングが42位まで下がってしまった結果、ノーシードとなっている。
試合後、バグダティスは「優勝できてうれしい。自信になった。体もフィットしている。いいプレーができているし、動きもいい。すべてが前向きだね。」とうれしそうに話した。
バグダティスは故郷キプロス出身の観客の声援に励まされ、見事、ストレート勝ちを収めた。その中にはシドニー地域に住む親戚もいたようだ。
バグダティスはトロフィー授与式の場で「おじさんやいとこに有難うと言いたい。」と感謝の言葉を述べた。
全豪のバグダティスは1回戦でP・ロレンジ(イタリア)と対戦する。順調に行けば3回戦でL・ヒューイット(オーストラリア)と、準々決勝ではフェデラーと激突する。
一方、ガスケはコカイン疑惑で一時、出場停止となっており、その疑惑が晴れてからわずか2大会目のトーナメントだった。
ガスケは「マルコス(バグダティス)には負けたよ。すばらしい選手だ。でも全豪に向けて自信になった。タフなドローだけどね。」と話していた。
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