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男子テニスのツアー最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)は22日、イブニング・セッションでラウンドロビン・グループAの試合が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)が第7シードのF・ベルダスコ(スペイン)を4-6, 7-5, 6-1の逆転で下し、ラウンドロビン1勝目を挙げた。
オープニング・ゲームでこの試合唯一のブレークをベルダスコに許したフェデラーは、そのまま第1セットを失ってしまうも、第2セット第12ゲームでこの日初めてのブレークに成功するとともに、セットオールに追いつく。
第3セットに入ると、試合は一方的なフェデラーのペース。いつものように試合を支配したフェデラーは、ベルダスコに反撃のチャンスを与えず、1時間59分で逆転勝利を収めた。
「セットを失って、第2セットだけで自分のリズムを掴むことができた。それから自分にもチャンスがあると感じることも出来たんだ。」と語ったフェデラーは続けて「もう少し早く来ると思っていたけど、最初のブレークポイントはセットポイントだった。それが決定的な瞬間だったね。何故なら、試合が長引くと思ったから、僕が自信を増せば増すほど、彼のそれは小さくなるから。実際に第3セットでは、より自由にプレーできたよ。」と試合を振り返った。
実際に世界ランク1位のフェデラーは、ツアー3連敗の危機に面していた。この試合でベルダスコの得たブレークチャンスはわずかに3度であったが、ストロークもサーブも十分に機能していたからだ。
試合の流れが変わったのは、第2セット第12ゲームのことだった。ベルダスコのサービスゲームで15-15とした場面、ベルダスコがオーバーヘッドショットをミスすると、続けてフォアハンドをミスし15-40とすると、フェデラーが2本のブレークチャンスを得る。1本目のブレークチャンスでフェデラーは、簡単なスマッシュを決め、この試合初のブレークを決めるとともにセットオールとした。
「あの後から、疲れが出始めてしまった。それに彼に自信を与えてしまい、試合の流れが変わってしまったね。」とベルダスコ。
この試合でフェデラーは、フォアハンドで13本のウィナーを決めているが、凡ミスはそれを上回る15本を記録している。しかし、第3セットで犯した凡ミスは、わずかに1本だけであった。
試合を通してでは、フェデラーは30本のウィナーと29本のミスを記録しているのに対し、ベルダスコは18本のウィナーを決めたものの、31本もの凡ミスを犯している。
ベルダスコに関してフェデラーは「彼にもっと証明が必要だなんて思わないよ。今の彼は、とても高い所を目指す必要があるし、それは簡単なことじゃないよ。何故なら、トップまでの道程はとてもオープンだし、誰もが勝利のチャンスを持っているからね。」とアドバイスを贈った。
ツアートップの8人で争われる今大会に、フェデラーは2連敗した状態で乗り込んできていた。スイス・インドア決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたフェデラーは、続いて出場したパリ・マスターズの初戦でJ・ベネトー(フランス)に敗戦を喫していた。
ラウンドロビン初戦を終えたグループA、フェデラーは第4シードのA・マレー(英国)と、ベルダスコは第5シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を2戦目を行う。
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