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男子テニスツアーのマスターズ・シリーズであるBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、賞金総額275万ユーロ、ハード)は12日、シングルス3回戦8試合が行なわれ、第13シードのR・シュティエパネックが、第3シードのA・マレー(英国)を1-6, 6-3, 6-4とフルセットの逆転で破り、ベスト8に進出する波乱が起きた。
世界ランク4位のマレーは、前日の2回戦でJ・ブレーク(アメリカ)と2時間を越えるフルセットマッチを演じており、その疲労から回復しきれなかった模様。しかも、その試合が終わったのは午前1時45分と深夜でもあり、寝不足にも悩まされていたようだ。
「長い試合の後は、完全に回復することはできないね。ベッドに入った時には4時になっていた。だから、試合に対し完璧な準備ができたとは言えないね。それでも、コートに行ってベストプレーを試みてみたよ。十分じゃなかったけどね。」とマレー。
第1セットこそシュティエパネックを圧倒したマレーであったが、第2セット序盤でブレークを許すと、そこからはシュティエパネックに試合の流れを掴まれると、1時間37分で逆転負けを喫した。
2004年には今大会で準優勝を果たしているシュティエパネックは、準々決勝で第5シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。デル=ポトロは、第10シードのF・ゴンサレス(チリ)に対し6-7 (6-8), 7-6 (8-6)とセットオールに追いつくと、ゴンサレスが手首の痛みを訴え棄権、そのままベスト8入りとなっている。
先週行われたバレンシア・オープンでは、手首の故障から6週間ぶりのツアー出場ながらも今季6勝目を飾っていたマレーは「8日か9日間で7試合をこなしたしたけど、休みの後ではこの時期のシーズンに必要なことだった。」とコメントを残した。
第2シードのR・ナダル(スペイン)は、同胞で第14シードのT・ロブレド(スペイン)を6-3, 3-6, 7-5の接戦で振り切り、ベスト8入りを決めている。第3セット第9ゲームでロブレドにブレークを許し、ゲームカウント4-5と追い詰められたナダルであったが、ロブレドのミスもありブレークバックに成功し5-5に追いつくと、第12ゲームでもロブレドのサービスをブレークし、2時間20分でスペイン勢対決を制した。
2007年には今大会で決勝に進出しているナダルは、準々決勝で第8シードのJW・ツォンガ(フランス)と対戦する。ディフェンディング・チャンピオンであるツォンガは、第11シードのG・シモン(フランス)との地元勢対決を6-2, 6-3と、わずか52分で勝利を収め8強入りした。
ツアー最終戦の出場権を得るためには、今大会での優勝が絶対条件であるツォンガであるが「ロンドンのことは考えていない。タイトルの防衛しか考えていないよ。」と、あくまで今大会に集中していることを強調した。
第9シードのR・ソデルリング(スウェーデン)は、第6シードのN・ダビデンコ(ロシア)を6-3, 3-6, 6-4のフルセットで下し、わずかに残っているツアー最終戦出場の可能性を残した。一方のダビデンコは、3回戦で姿を消すこととなったものの、第7シードのF・ベルダスコ(スペイン)が第12シードのM・チリッチ(クロアチア)に6-3, 3-6, 4-6の逆転で敗れたため、ツアー最終戦への切符を手にしている。
この他の試合では、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が地元勢のA・クレマン(フランス)を6-2, 6-2で下し、順当にベスト8入りを決めている。
先週行われたスイス・インドアでは、R・フェデラー(スイス)を決勝で下しタイトルを獲得しているジョコビッチは「昨日よりも動けたね。ネットにつめるチャンスを活かせたし、決めるべきときに決められた。」と、その試合内容に満足した様子。
前日の2回戦でフェデラーを破り、番狂わせの立役者となっていたJ・ベネトー(フランス)は、第15シードのG・モンフィス(フランス)との3回戦に臨んだが、この試合はモンフィスが6-4, 6-3のストレートで勝利、ベスト8進出を決めている。
今大会の優勝賞金は45万ユーロ。
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