HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
女子テニスツアーのバンク・オブ・ウエスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、賞金総額70万ドル、ハード)は2日、シングルス決勝が行なわれ、第8シードのM・バルトリ(フランス)が、第2シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)を6-2, 5-7, 6-4のフルセットで振り切り、今季2勝目、また初のプレミア大会のタイトルを獲得した。
優勝賞金10万7000ドルを手にしたバルトリは「気温は0度で練習のために雪かきをしなければなりませんでした。もし私の父がコーチをしてくれなかったら、私は良いテニス選手になれなかったでしょう。それはヴィーナスが彼女の父親にコーチングを始めてもらったのと同じ時期で、彼女はナンバー1になりました。それが私に精神的な強さを与えてくれました。」と過去を振り返るとともに、いまだコーチを続ける父親に感謝を述べた。
彼女の父親は、選手のモチベーションを上げるためにユニークな方法を採用しているらしい。「彼は大会前に、私が決勝に進む方法はない、と言いました。また今日は、唯一の目標は6-0, 6-1で負けないことだとも言ってくれました。」とバルトリはコメントしている。
2002年以来となる今大会でのタイトル獲得を阻まれたヴィーナスは「マリオンは本当に良いプレーをしていました。自分のゲームが見つけられませんでした。彼女には賛辞を贈らなければなりません。彼女を始めて見て以来、最高のプレーをしていました。」と称賛を惜しまなかった。
バルトリとヴィーナスの過去の対戦は、2007年のウィンブルドン決勝が唯一のものであり、その時はヴィーナスがストレートで勝利していた。
ヴィーナスに対しバルトリは「ヴィーナスは歴史上で最も素晴らしい選手の1人。彼女とプレーするために練習を重ねていますし、彼女に勝つことはより素晴らしいことです。」と勝利の喜びを語った。
この日の試合でバルトリは、ヴィーナスの強打にもめげずに勝利をもぎ取っている。両者が決めたウィナーの数は、ヴィーナスが54本だったのに対し、バルトリはわずかに18本だった。ヴィーナスは、8本のサービスエースも決めているが、犯したダブルフォルトの数は12に上った。
「ウィンブルドンの決勝から多くの経験を積んできました。」と言うバルトリは続けて「とても成長しましたし、重要なポイントでの対処の方法も知りました。フットワークも向上しました。よく走れるようになりましたし、今日は各ポイントで彼女に余計なショットを打たせようとしました。」と2年前からの向上が、この日の勝利につながったことを語った。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.