HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるムチュア・マドリレーニャ・マスターズ・マドリッド(スペイン/マドリッド、賞金総額370万ユーロ、クレー)は12日、シングルス2回戦が行われ、第4シードのA・マレー(英国)がS・ボレッリ(イタリア)を7-6 (11-9), 6-4で下し、3回戦に進出した。
今大会のディフェンディング・チャンピオンで世界ランク3位のマレーは、合計20ポイントに及んだタイブレークを制し第1セットを先取すると、第2セット第10ゲームで、両者通じてこの試合唯一のサービスブレークに成功し、2時間7分で同61位のボレッリに勝利を収めた。
試合後の会見でマレーは「彼は並の選手よりハードにボールを打ってきて、試合の序盤から終盤にかけてベースラインに近づいていくのは、この新しいコートでは大変だったね。」と感想を語った。
今週発表されたランキングで、N・ジョコビッチ(セルビア)から世界3位の座を奪取したマレーは、今大会の歴史で初めてとなる連覇がかかっている。今大会の連覇はこれまで、R・フェデラー(スイス)やR・ナダル(スペイン)を含む7人の選手が挑戦してきたが、2002年にA・アガシ(アメリカ)の優勝で始まった今大会史上、誰も達成できていない。
今シーズンのマレーはこれまで30勝4敗と、そのキャリアで最高の成績を収めており、すでにマイアミ・マスターズを含む3タイトルを手にしている。今季のクレーシーズンでは、モンテカルロ・マスターズでベスト4に進出するも、続くローマではまさかの2回戦敗退を喫している。
そのマレーは3回戦で、第16シードのT・ロブレド(スペイン)と対戦する。クレー巧者として知られるロブレドは、M・フィッシュ(アメリカ)を3-6, 7-6 (7-5), 6-2で下し、3回戦に進出した。
ロブレドについてマレーは「彼はクレーコート・スペシャリストとしてトップ10にいるのは間違いない。彼はすでにいくつかのクレー大会で優勝しているし、ここは彼のホームだから良い応援を受けるだろうね。だけど自分にとっては良いテストになるだろうし、今日みたいな良いプレーでチャンスを得られるといいね。」とコメントした。
第2シードのフェデラーもこの日の2回戦に登場し、R・ソデルリング(スウェーデン)を6-1, 7-5と、わずか69分で下し3回戦に駒を進めている。この日のフェデラーは、試合開始からわずか20分で5ゲームを連取するなどし第1セットを先取する。第2セットでは先にブレークされてしまったが、すぐさまブレークバックに成功、第11ゲームでもブレークし逆にリードを奪うと、自らのサービスゲームをキープして試合を決めた。
グランドスラム通算13勝を誇るフェデラーだが、昨年10月のバーゼル大会以降、タイトルから見放されており、今季の最高成績は全豪オープンでの準優勝となっている。
この他に行われた2回戦では、第7シードのF・ベルダスコ(スペイン)がJ・C・フェレーロ(スペイン)に6-3, 6-2で勝利したほか、I・リュビチッチ(クロアチア)が第9シードのJW・ツォンガ(フランス)を6-4, 7-5で下し、3回戦に進出している。
またこの日行われた、残りのシングルス1回戦の結果は以下の通り。
N・ダビデンコ(ロシア) (10) ○-× V・トロイキ(セルビア), 6-2, 6-2
M・チリッチ(クロアチア) (13) ○-× M・グラノジェルス(スペイン), 6-2, 6-7 (4-7), 6-1
J・ブレーク(アメリカ) (14) ○-× V・ハネスク(ルーマニア), 6-2, 6-4
J・メルツァー(オーストリア) ○-× A・モンタネス(スペイン), 4-6, 7-5, 6-3
A・セッピ(イタリア) ○-× E・シュワンク(アルゼンチン), 7-5, 6-4
I・カルロビッチ(クロアチア) ○-× J・ベネトー(フランス), 3-6, 7-6 (7-5), 6-4
F・フォニュイーニ(イタリア) ○-× P・H・マチュー(フランス), 6-7 (5-7), 6-4, 3-0, 途中棄権
T・ベルディフ(チェコ共和国) ○-× G・ガルシア=ロペス(スペイン), 6-0, 7-6 (7-5)
J・シャーディ(フランス) ○-× J・アカスーソ(アルゼンチン), 6-3, 6-2
今大会の優勝賞金は58万5000ユーロ。
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.