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男子テニスATPマスターズ・シリーズのBNLイタリア国際男子(賞金総額350万ドル、クレー)は7日、シングルス2回戦で大波乱が起きた。第2シードで優勝候補筆頭のR・ナダル(スペイン)が同胞の先輩J・C・フェレーロ(スペイン)に5-7, 1-6のストレートで敗れ、大会4連覇の夢を断たれた。
先月のモンテカルロ・マスターズと先週のバルセロナで、いずれも4連覇を達成し、「キング・オブ・クレー」の称号を欲しいままにしてきた21歳のナダルだが、連戦の疲れからか試合の終盤は精彩を欠いたプレーで、なすすべなく敗れた。
元世界ランク1位で、同大会2001年の覇者のフェレーロは、ナダルとは過去7回対戦し、ハードコートで1勝を上げるに止まり、世代交代の波に飲まれかかっていた。フェレーロは準々決勝進出をかけて、第16シードのA・マレー(英国)から6-2, 7-6 (7-5)の金星をあげたS・ワウリンカ(スイス)と戦う。
この日はナダル以外の上位シードも敗退する波乱の1日となった。第5シードのD・フェレール(スペイン)はR・シュティエパネック(チェコ共和国)に6-4, 2-6, 1-6の逆転で、第6シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)はN・アルマグロ(スペイン)に4-6, 5-7のストレートで敗れ去った。シュティエパネックはL・オルナ(ペルー)と、アルマグロは第12シードのF・ゴンサレス(チリ)と3回戦を行う。
一方、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)はS・ダルシス(ベルギー)を6-4, 6-0で、第4シードのN・ダビデンコ(ロシア)は主催者推薦枠で出場のM・アンチッチ(クロアチア)を6-2, 6-2で、それぞれ退け順当に3回戦進出を決めた。ベスト8進出をかけ、ジョコビッチは第13シードのJ・モナコ(アルゼンチン)を4-6, 6-1, 6-4で退けたI・アンドレエフ(ロシア)と、ダビデンコは第14シードのT・ロブレド(スペイン)と対戦する。
第8シードのJ・ブレーク(アメリカ)もA・セッピ(イタリア)に7-6 (7-5), 3-6, 6-1で辛勝。次はF・ベルダスコ(スペイン)と対戦する。
その他のノーシード同士の対戦では、S・ボレッリ(イタリア)がG・シモン(フランス)に6-4, 6-4で、I・カルロビッチ(クロアチア)がP・スタラーチェ(イタリア)に6-3, 6-7(5-7), 7-6(7-3)で勝利。3回戦では、ボレッリが第6シードのA・ロディック(アメリカ)と、カルロビッチが第1シードのR・フェデラー(スイス)に挑む。
今大会の優勝賞金は55万7千ドル。
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