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ABNアムロ・世界テニス・トーナメント(賞金総額82万4千ユーロ)は21日、シングルス2回戦残りの6試合を行い、8強が出揃ったが、R・ナダル(スペイン)を含めシード勢がことごとく敗退する波乱に満ちた1日となった。
第1シードのR・ナダルは、A・セッピ(イタリア)に6-3, 3-6, 4-6の逆転負け。2005年7月から世界ランク2位を維持しているナダルだが、今季は開幕戦のチェンナイで準優勝、全豪オープンではベスト4とまだ優勝を獲得できていない。
この日が24歳の誕生日だったセッピは、この勝利でトップ10選手との対戦成績を4勝11敗とした。世界ランク42位のセッピは、初戦で元王者のL・ヒューイット(オーストラリア)と対戦し、1回のマッチポイントをしのいで勝利する殊勲をあげていた。4強入りをかけて、F・ベルダスコ(スペイン)を6-4, 6-1で下したR・ソデルリング(スウェーデン)と対戦する。
第2シードのN・ダビデンコ(ロシア)もM・ロドラ(フランス)に3-6, 5-7のストレートで敗れた。世界ランク58位のロドラは、同4位のダビデンコに5回目の挑戦で初めて勝利し、トップ10選手に対して3回目の勝利を決めた。準々決勝では、M・ベレー(ドイツ)に5-7, 6-3, 6-3で逆転勝ちした主催者推薦のR・ハース(オランダ)と顔を合わせる。
また、第3シードのD・フェレール(スペイン)は予選勝者のM・ズベレフ(ドイツ)に2-6, 5-7で敗れた。世界ランク98位で20歳のズベレフは、初のトップ10選手からの勝利で、今大会以前はATPレベルでは10勝しかしていなかった。
第5シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)も、17本のサービスエースを叩き出したI・カルロビッチ(クロアチア)に4-6, 4-6でストレート負けした。
今大会の優勝賞金は17万1千ユーロ。
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