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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシングメドウズ)
USオープン大会10日目の5日、アメリカ国民が4年ぶりの地元勢シングルス優勝に最後の望みをかけるA・ロディック(アメリカ)がセンターコートに登場する。
2003年全米チャンピオンの第5シード、ロディックは準々決勝で、トップシードのR・フェデラー(スイス)と顔を合わせる。同大会3連覇中のフェデラーは、自身12度目の四大大会優勝に向けて、このアメリカ期待の星を迎え撃つことになる。
この対戦は昨年の決勝と同じカードで、もし歴史が繰り返すのであれば、ロディックのファンは歓喜に包まれる夜を迎えられないことになる。フェデラーは昨年、決勝でロディックを4セットで下して、ウィンブルドンとUSオープンを同時に3連覇した史上初の選手となった。フェデラーは今季もウィンブルドンを制しているが、裏を返せばロディックがこの連覇記録を阻止できる位置にいるとも言える。
ロディックは、「皆は大舞台に重圧を感じるかもしれないけど、僕は彼(フェデラー)とのプレーを楽しみにしている。」とコメント。
4回戦で対戦相手のT・ベルディフ(チェコ共和国)が棄権したため、ロディックはあまり体力を消耗せずに済んでおり、比較的フレッシュな状態で試合に臨めるはずだ。「この大会では、そこまでの試練にぶつかっていない。まだ長くて、緊張感のある試合をやっていないんだ。」
ロディックは、今年の全豪オープン準決勝での大敗を踏まえ、世界1位のフェデラー戦では、早めの仕掛けをしていかなくてはならないことを分かっている。ロディックは全豪準決勝では、第1セットの4-4までは対等に試合を進めたが、その後は2ゲームしか取ることが出来なかった。「(全豪の時は)彼は波に乗っていて、サービスブレークをまとめて奪った。ロジャーが一度流れをつかんだら、追いつくのは本当に困難さ。」
もう1人のアメリカ希望の星を打ち砕いた男、4回戦でJ・ブレーク(アメリカ)にフルセットで勝った第10シードのT・ハース(ドイツ)も、準決勝を目指して水曜日に第4シードのN・ダビデンコ(ロシア)と対戦する。
ハースは今大会2試合でフルセットに及ぶ試合をものにしているが、一方のダビデンコは全試合ストレートで勝利している。もしダビデンコの好調が続くとしたら、ハースはまたも5セットマッチを強いられることになるだろう。
昨年のUSオープン準々決勝ではダビデンコが2セットダウンから巻き返して初のベスト4進出を決め、今年の全豪オープンではハースがフルセットでダビデンコから勝利を手にした。
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