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タイトル奪回を目指すシャラポワが、難なく1回戦を突破した。4回戦で敗れた全仏オープンで巻いていた右足首のテーピングも外れ、ネットに詰める足取りは不安を感じさせなかった。
試合開始からエンジン全開だった。開幕日の雨で競技進行が遅れ、初戦が第3日にずれ込んだ。たまった力を発散するように、自慢の強打をコートにねじ込み、いきなり相手サーブを破って優位に立った。
第1セットを6-2で奪うと、第2セットは1ゲームも与えずに圧倒。相手の打球がネットにかかって勝利が決まると、左のこぶしを小さく握りしめた。
2年前に17歳で4大大会初制覇したウィンブルドンへの思い入れは強い。優勝したV・ウィリアムズ(アメリカ)に敗れた昨年の準決勝は「自分のキャリアで最もつらい敗戦だった」と振り返る。
大会前には、今春に新装オープンした会場内の博物館を見学。「普通の博物館には退屈してしまうけど、ここは帰りたくならなかった」と歴史と伝統の重みを再認識した。
「体調は良くなった。あとは試合ごとにどれだけ感覚をつかめるか」と話す元女王の挑戦が始まった。(共同)(了)
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