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（フランス、パリ）

世界ランキング１位のＲ・フェデラー（スイス）は、クレーではＲ・ナダル（スペイン）にかなり分が悪いように見受けられるが、当の本人は全くそうは思っていないようだ。

昨年の全仏オープンで優勝した際も準決勝でフェデラーを破っているナダルは、先週のモンテカルロ・マスター大会でも、決勝で３－１でフェデラーを下している。今季は３月のドバイでも、ハード・コートながらフェデラーはナダルに敗れており、これまで対戦成績は１勝４敗と分が悪い。しかし、フェデラーは気にする様子もないことを、レキップ紙（フランス最大のスポーツ紙）とのインタビューで応えている。

「もちろん、これまでの全対戦で勝ちたかったのは言うまでもないけど、彼に負けたからと言って、気持ちがくじかれるわけでもないよ。ただ、今年はなんとしても、グランドスラムでナダルに負けることだけはしたくない。ただ、確かなことは、世界ランキングではまだ２０００ポイントも彼に上回っていることさ。」と、フェデラーはコメントしていた。

加えて、クレーではフェデラーよりナダルの方が上回っていると言う見解を否定している。「ナダルがクレーで自分より優っているとは思わないよ。同じくらいってところだね。クレーで彼にチャレンジするために、自分のプレーを少し変えたりしている。モンテカルロでは勝利に結びつかなかったけど、あとちょっとで第４セットを取れそうだった。（負けはしたけど）ナダルと対戦して、これからどうやって立ち向かえばいいか多くの答えを出してくれたし、きっとステップアップできると感じているよ。」と、今後の勝利への手応えを感じているようだった。