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サービス編

Vol.10 最新型サーブ・テイクバック大研究 上巻

タイプ① 右手(ラケットヘッド)を下げない引き方

ここまでは、タイプ1のメリットばかり説明してきたが、デメリットはないのだろうか。そのあたりは、女子選手にタイプ1がほとんどいないことと関係ありそうだ。これは推測にすぎないが、女性は男性に比べて肩の筋肉が弱いので、初めからずっと腕を上げているのが負担になり、余計な力みにつながったり、肘の位置を高く保つのが苦しかったりするという可能性はある。

だが、女性や腕力の弱い人には向かないと言い切ることもできない。たとえばエナンなどは、下のモーヤのタイプに近いテイクバックを行なっており、今後女子にもタイプ1の選手が現われてくる可能性はあるからだ。リオスやモーヤのようなタイプならそれほど腕力は必要ないだろう。

タイプ1の将来性

タイプ1は、今回紹介した選手の他にも、さまざまなバリエーションがあり、それぞれ個性的でなかなか楽しい。自分でも試してみようという場合には、まずはオーソドックスな形から真似してみて、自分なりにアレンジしていけば良いだろう。そのとき、利き手(ラケットを持つ手)が止まって待っている状態が長くなるのは良くないので、そうならないようにトスの高さや腕の動かし方を工夫しよう。

また現時点では、なぜかスペインや南米といったラテン系のクレーコートが得意な選手に、タイプ1が多いという傾向がある。そうした国々で徐々に良さが認められ、流行し始めたのかもしれないが、これからますます増えてくる可能性は高い。

本特集でも、シンプルでメリットが多いという意味で、今後に向けてイチ押しのテイクバックとしてお勧めしたい。
C.モーヤのタイプ②との中間的なテイクバック
これは、タイプ1とタイプ2(次ページおよび下巻参照)の中間的な例。構え方(1)は従来のテイクバックと変わらないが、そこからラケットヘッドを下げることなく、逆にラケットを起こしながら引いており、リオスの引き方を、少し低い位置から始めたというイメージだ。タイプ1を試してみたいという人にもお勧めできる例と言える。
F.ゴンザレスの初めから利き手を後ろにしたテイクバック
初めに右手を後ろに引いておき、そこからトスを上げるという例。上との違いは、右手の位置を低めにし、トスを上げた後右肩を下げていくことによって、相対的に左手を上げたような形にしている。これも見かけは個性的だが、動き自体は非常にシンプルで、タイプ1のメリットが生きていると言える。
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「タイプ② 肘から上げていく引き方…標準型 現在の標準型で最多数派」 >>

(テニスジャーナル 2004年2月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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