男子テニスのHSBC チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は17日、シングルス1回戦が行われ、予選勝者で世界ランク89位の
C・ムーテ(フランス)が第3シードの
T・フリッツ(アメリカ)を6-7 (5-7), 7-6 (9-7), 7-5の死闘の末に逆転で破る番狂せを起こし初戦突破を果たした。この試合の終盤、フリッツの放ったフォアハンドがムーテの顔に直撃してしまうアクシデントがあった。
>>【動画】フリッツが放ったフォアハンドが顔面直撃!倒れ込むムーテ<<>>サバレンカ、ガウフら ベルリン テニスOP組合せ<<26歳のムーテは初出場となった今大会、予選2試合を勝ち抜き本戦入りを果たした。
一方、27歳で世界ランク4位のフリッツは前週のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)決勝で
A・ズベレフ(ドイツ)を破り、ツアー大会で約1年ぶり9度目のタイトルを獲得。好調を維持したまま今大会を迎えた。
1回戦の第1セット、両者ブレークポイントを凌ぎキープを続け突入したタイブレークでムーテは5-2から一気に5ポイントを連取され先行される。
それでも第2セットでムーテは再び突入したタイブレークで相手のマッチポイントを凌いでこれを制し、セットカウントは1-1となる。
迎えたファイナルセット、勢いに乗るムーテは第1ゲームでこの試合両者通じて初となるブレークに成功。しかし、第10ゲームでムーテはサービスアンドボレーを試みた際、フリッツの放ったフォアハンドが顔に直撃し、コート上に倒れ込んでしまう。状態が心配されたムーテだったが、すぐに立ち上がり謝罪をするフリッツとハイタッチを交わした。このアクシデントもあり、ムーテはブレークバックを許してしまうも、直後のリターンゲームで再びブレークに成功。迎えたサービング・フォー・ザ・マッチを取り切り、2時間54分の死闘を制した。
勝利したムーテは2回戦で世界ランク60位の
J・ファーンリー(イギリス)と対戦する。ファーンリーは1回戦で予選勝者で同194位の
A・ボルト(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。
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