男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATPマスターズ)は29日、シングルス2回戦が行われ、第6シードの
A・ルブレフは世界ランク29位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)に6-7 (6-8), 6-7 (5-7)のストレートで敗れ2回戦敗退となった。この試合で精神を乱したルブレフが、ラケットで膝を激しく殴打し流血する場面があった。
>>【動画】精神崩壊ルブレフ、膝を殴打し流血<<>>アルカラスら パリ・マスターズ組合せ<<>>錦織 圭 2回戦 1ポイント速報<<27歳で世界ランク7位のルブレフが同大会に出場するのは6年連続7度目。昨年大会では最高成績となる4強入りを果たしていた。
今大会は上位8シードが1回戦免除のため、ルブレフは2回戦からの登場となった。
26歳のセルンドロとの顔合わせとなった2回戦の第1セット、ルブレフは第2ゲームで先にブレークを果たすも、サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでは観客の声に苛立ちをみせるなど集中力を欠きブレークバックを許す。
その後の第11ゲームで2度目のブレークを奪われたルブレフは、苛立ちからチェンジコートの際に水筒をコートに激しく叩きつけた。
第12ゲームではブレークを返しタイブレークに持ち込んだものの、ルブレフはこのタイブレークを落とし先行される。
続く第2セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第3ゲームの1ポイント目で、ルブレフはフォアハンドをネットにかけると苛立ちを爆発させラケットで自身の膝を何度も激しく殴打。膝からは出血し、血は脚を伝い流れ落ちた。
ルブレフはこのゲームで2度目のブレークを許すと、その後ブレークバックを果たしたものの、このセットもタイブレークをものにできず2時間18分で力尽きた。
試合中にしばしば精神を乱すことのある選手として知られているルブレフは、昨年11月の最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)でも同様にして膝から出血している。
勝利したセルンドロは3回戦で第10シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは2回戦で世界ランク22位の
A・タビロ(チリ)を下しての勝ち上がり。
今年の最終戦Niito ATPファイナルズへの出場権をかけた「RACE TO TURIN」で現在当落線上の8位につけているルブレフにとっては、手痛い早期敗戦となった。
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