国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

ハレプ声明「訴えるつもり」

シモナハレプ
元世界ランク1位のハレプ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)は12日、女子テニスで元世界ランク1位のS・ハレプ(ルーマニア)に対し、4年間の資格停止処分を決めた。ハレプはこの決定を受けSNSで「スポーツ仲裁裁判所へ訴えるつもり」と声明を発表した。

>>ハレプから禁止成分ロキサデュスタットが検出された理由と経緯<<

2022年10月21日にITIAは四大大会2勝を含むツアー通算24勝を誇るハレプがドーピング検査で陽性反応を示したことを発表。ITIAは同年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で採取した検体から使用が禁止されているロキサデュスタットが検出されたとした。

昨年10月の発表からハレプは一貫して禁止薬物の摂取を否定。コーチであるパトリック・ムラトグルー氏も無実を訴え続けてきた。約11ヵ月間にわたり聞き取り調査や更なる検査などをしたITIAは12日に結果を発表。暫定的な出場資格停止となった昨年10月7日(発表は21日)から換算して4年間の公式戦出場停止処分を決定した。

また、ITIAは昨年の全米オープンで検出された以外にもう1点不正があったと報告。それはアスリート・バイオロジカル・パスポートの不正に関することで、スポーツ選手から経時的に検体を採取し解析するこの方法で検査を進めるなか、ハレプから提出されたものに不正があったとした。具体的な不正内容は明文化されていないが、上記2点においてITIAの心象を悪くし、4年間もの出場停止処分が言い渡されてしまった。

ハレプは12日に声明を発表。今後も戦っていくことやスポーツ仲裁裁判所へ訴えを出すことも明かした。

「今日、テニスアンチドーピング・プログラムにおける裁判所は、自分の事案における暫定的な決断を発表した。去年は、自分の人生において最も辛い戦いを強いられ、残念ながらその戦いはまだ続いている。私は人生をテニスという美しいスポーツに捧げてきた。そのテニスを統治するルールにとても真面目に従っており、違反物質を認識しながら、また故意に使用したことは1度もないと言う事実に誇りを持っている」

「126ページに及ぶ報告書では、私はテニス不正防止機関(ITIA)によって提起された容疑を犯したと裁判所は判断を下した。それは競技中での違反物質への尿検査での陽性とアスリート・バイオロジカル・パスポートの違反。自分の代理人たちと私は、私の弁護をサポートするためのアスリート・バイオロジカル・パスポートでの結果に関する複数の正当な質問事項が含まれる有力な証拠をITIAと裁判所へ提出した。幾度とない意味不明な遅延がありながらもやっと結果が出たことに感謝してはいるものの、私は彼らの決断にはショックと失望の両方の思いを抱いている」

「クリーンなスポーツであることを信じ、いくつもの大会と2つのグランドスラム優勝を経験するプロテニス選手として信じ、200回もの禁止薬物への血液検査と尿検査を受け、その全てをクリアしてきた。2022年8月29日まではね。2022年のハードコートシーズンへ向けて、信頼しているチームと専門家からの勧めもあり、栄養補助サプリメントの調整をした。記載されている成分に禁止物質は含まれていなかったが、そのうちの1つはロキサデュスタットに汚染されており、私は最初の検査で陽性反応が出てしまった。それから2023年初頭までほぼ毎週検査を受けたが、すべて陰性だった」

「この証拠がありながらも、ITIAは専門家グループが私が誰であるかを知った後で告訴を提起し、その結果、専門家3人中2人がITIAの主張を支持する意見に変わった。ITIAは、私の血液パラメーターだけを検討した専門家の意見のみを信用していた。そのパラメーターは私が10年以上同じ範囲を維持していたものだった。このグループは、8月29日のロキサデュスタット検査で陽性反応が出た1件を除いて、私の血液や尿のサンプルから禁止物質が検出されたことはないという事実を無視した。その検査では極めて低いレベルであり、その3日前の検査で陰性だったことを考えると、ロキサデュスタットが偶発的に検出された可能性がある」

「これまで受けた家族や友人、そして世界中のテニスファンからの溢れるばかりのサポートには、多大な感謝の気持ちでいる。練習とトレーニングを続けているし、この間違った申し立てからの汚名を晴らし、コートへ戻るために全力を尽くしている。この判決に対してスポーツ仲裁裁判所へ訴えるつもりでおり、問題のサプリメント会社に対してあらゆる法的救済を求めるつもり」

現在31歳のハレプは今月末に32歳を迎える。2026年10月の復帰時には35歳となり、仮にこの期間競技復帰できない場合はとてつもなく大きな数年間となる。




■関連ニュース

・錦織「痛みがひどくなった」
・大坂 なおみ「私を心配する人へ」
・フェデラー祝福「何年も応援してた」

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング
(2023年9月13日12時15分)

その他のニュース

2月23日

史上最年少でWTA1000制覇 (7時30分)

2月22日

ダブルス賞金増額訴え「見下す人へ」 (16時07分)

元サッカー代表、テニスでも代表選出 (15時17分)

快勝で4強、連覇まであと2勝 (13時52分)

逆転勝ちで決勝進出「調子良い」 (11時58分)

世界86位がズべレフ撃破の金星 (10時58分)

ズベレフ 世界86位にまさかの逆転負け (9時56分)

激闘制しツアー17度目V王手 (9時09分)

17歳 史上最年少でWTA1000決勝進出 (7時47分)

2月21日

史上2度目「予選敗者」同士の準々決勝 (18時56分)

メドベージェフ 食中毒で途中棄権 (17時20分)

世界7位ルバキナ 5年ぶりの4強入り (16時00分)

全豪での怪我乗り越え 初の4強 (15時22分)

8度目のマッチポイント取り切り4強 (13時26分)

レーバー杯 今年の顔ぶれが徐々に決定 (11時37分)

ナダル 引退の盟友へ「素晴らしいキャリア」 (10時13分)

敗退「どうすればよかったのか分からない」 (8時14分)

アルカラス下し4強「最高の気分」 (7時27分)

2月20日

17歳が世界2位撃破、初の4強 (21時56分)

ズべレフ8強「持ち直せた」 (20時00分)

世界1位の有本尚紀と佐藤政大が2連覇 (19時07分)

世界2位シフィオンテク 8強入り (17時42分)

世界1位 ストレート負けで3回戦敗退 (16時30分)

ジョコ破った世界35位 激闘制し8強 (15時56分)

ストーカーにパニック「つらい経験」 (14時04分)

アルカラス 猛攻退け8強入り (13時14分)

44歳ヴィーナス、18歳新星らにWC (11時00分)

マイアミOP 大坂・内島ら出場選手一覧 (10時28分)

マイアミOP 西岡・錦織ら出場選手一覧 (8時26分)

ベルダスコ引退 ジョコと最後まで笑顔 (7時30分)

【動画】ルブレフ 17度目のツアー制覇!優勝の瞬間、両手突き上げる! (0時00分)

【動画】17歳アンドレーワ 史上最年少でWTA1000制覇!優勝の瞬間、誇らしげな表情 (0時00分)

【動画】世界2位ズベレフ撃破の金星!世界86位コメサナ 勝利の瞬間! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!