テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第32シードの
L・ジェレ(セルビア)を4-6, 4-6, 6-1, 6-1, 6-3の逆転で破り、2021年以来2年ぶり15度目のベスト16進出を果たした。
>>【動画】ジョコビッチ 逆転勝ち、会場は大歓声<<>>アルカラス、ジョコビッチら全米OP組合せ<<35歳のジョコビッチは昨年、新型コロナウイルスのワクチン未接種により出場が認められず、今回は2021年以来2年ぶり17度目の出場。2021年大会では
錦織圭や
M・ベレッティーニ(イタリア)、
A・ズベレフ(ドイツ)らを下し決勝に進出。しかし、決勝では
D・メドベージェフに4-6, 4-6, 4-6のストレートで敗れ、準優勝となった。
今大会、ジョコビッチは1回戦で世界ランク84位の
A・ミュレール(フランス)をストレートで下し初戦突破。この勝利により大会後の世界ランキング更新で
C・アルカラス(スペイン)を抜き、今年6月19日付以来となる世界ランク1位に復帰することが決定。続く2回戦では同76位の
B・ミラリェス(スペイン)をストレートで下し3回戦に駒を進めた。
この日の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したジョコビッチ。その後、ブレークバックのチャンスを3度握るも活かせず先行される。続く第2セット、ギアが上がらないジョコビッチは第7ゲームでブレークを許し、セットカウント0-2と後がなくなる。
それでも第3セット、13本のアンフォーストエラーを犯したジェレに対し開始から5ゲームを連取。サービング・フォー・ザ・セットとなった第7ゲームでは0-40とされるも3度のブレークポイントを全て凌ぎ、1セットを取り返す。
そして第4セット、ジョコビッチは第1ゲームでブレークに成功。直後の第2ゲームではラブゲームでブレークバックを許すも第3ゲームから5ゲームを連取し、2セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、ジョコビッチは第1ゲームから3ゲームを連取。その後サービスキープを続けると第9ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。ジェレに1度のブレークポイントを握られるも凌ぐと2度目のマッチポイントをものにし、3時間45分の激闘を制した。試合終了時刻は現地時間の深夜1時30分を回っていた。
勝利したジョコビッチは4回戦で予選を勝ち上がった世界ランク105位の
B・ゴヨ(クロアチア)と対戦する。ゴヨは3回戦で同437位の
J・ヴェセリ(チェコ)を6-4, 6-3, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第10シードの
F・ティアフォー(アメリカ)や第14シードの
T・ポール(アメリカ)らが16強に駒を進めた。
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